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マスターズ会場に登場した五輪戦士は……ひとりじゃない? あの鉄壁チョッパーも出場

まだまだ若い男女サーティ(30歳代)、フォーティ(40歳代)、フィフティ(50歳代)もスタートした全日本マスターズの大会3日目。

女子フォーティには、2008年北京五輪日本代表の鎌田(旧姓・福岡)春菜(中国電力)が出場。オリンピック代表選手がマスターズの舞台に立つ時代が来た。世界のトップ選手を震撼させたしゃがみ込みサービス、フォアのアップダウンサービスでサービスエースを連発し、1〜3回戦はすべてストレート勝ち。明日の初戦となる4回戦でシードの村上富貴(桔梗苦羅舞)と対戦する。

女子フォーティに出場し、会場の声援を集めた鎌田(旧姓:福岡)春菜

懐かしすぎる王子サービスで、サービスエースを連発

 

さらに男子サーティには、2014年世界選手権(団体戦)・日本代表の「鉄壁チョッパー」塩野真人(Menber Of STIGA)が登場。全日本クラブ選手権には出場しているものの、個人戦への出場は現役引退後、これが初めてとか。「練習する時間はほとんどなくて、学校訪問や講習会でボールを打つのが貴重な練習でした」とは言いながら、フォアもバックも「当たれば入る」カットの安定性は健在。フォアドライブでの反撃も鋭かった。

塩野真人、カットの安定性は未だ健在

「現役の時は試合後に相手と話せるような雰囲気じゃなかったですけど、マスターズは相手と笑顔で話すこともできる。改めて卓球は楽しいなと思いました」(塩野)。朝の練習の後には会場の売店に立つ「二足のわらじ」。ケガには注意しながら、初の頂点へ挑む。

試合後は笑顔で握手。しかし、どの対戦相手も強い!

さて、元日本代表が会場を沸かせる中、会場にはもうひとりの五輪代表プレーヤーがいた。しかも2012・2016・2020と3大会連続出場、日本が誇るファンタジスタ。田中悠太(邱卓球塾)のベンチに入った丹羽孝希だ。

結構貴重な「タイムアウトを取る丹羽孝希」の図

ともに明治大卓球部の出身で、これまで全国大会でも何度も丹羽のベンチに入った田中に、粋な恩返し。ちなみに1994年10月10日生まれの丹羽も、来年はサーティへの出場資格を得ることになる。果たして出場の可能性はあるのか、本人曰く「マスターズ、出るかも」とのこと。見てみたい!

丹羽がベンチに入った田中(写真左)は惜しくも2回戦で敗れたが、シードの川端(卓球Riki)との対戦で好ラリーを連発した

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