●女子シングルス1回戦(ベスト8決定戦)
王芸迪(中国) 6、6、ー11、5 申裕斌(韓国)
ハン・イン(ドイツ) ー6、11、ー6、10、8 朱芊曦(韓国)
王曼昱(中国) 10、8、7 ヤン・シャオシン(モナコ)
張瑞(中国) 6、7、10 銭天一(中国)
12月15日の13時、愛知・名古屋金城ふ頭アリーナで『WTT 女子ファイナルズ2023 名古屋』が開幕!
日本で初めて開催される、記念すべきWTT(World Table Tennis)大会だ。
女子シングルスに16名、女子ダブルスに8ペアが出場する女子ファイナルズ。今日は女子シングルス1回戦が行われ、ベスト8が決定する。午後の試合では、ベスト8のうち4名が決定した。
第1試合はレシーブから鋭いバックハンドで攻め立てた王芸迪が、3ー1で申裕斌に勝利。3ゲーム目に王芸迪のマッチポイントを跳ね返す粘りを見せた申裕斌だが、王芸迪がパワーでねじ伏せた。
第2試合では、カットのハン・インが感動的な頑張りを見せてベスト8進出。朱芊曦(チュ・チョンヒ)のフォアドライブは切れ味鋭く、ツッツキでの粘りも正確だったが、ハン・インは機を見てのフォア強打でプレッシャーをかけ、逆転勝利を収めた。
第3試合はバック面に粒高を貼る右シェーク異質型、ヤン・シャオシンが21年世界女王の王曼昱に挑戦。何本でもバックブロックで粘りながら変化をつけ、フォアのカウンターで果敢に攻めたヤンだが、王曼昱のバックドライブは強烈で、一度打たれるとなかなか劣勢を挽回できない。最後までバックドライブ連打を軸に攻めた王曼昱が、競り合いながらも押し切った。
第4試合は中国勢の同士討ち。2023年3月のWTTシンガポールスマッシュで準優勝の銭天一と、3位の張瑞。両選手ともビッグゲームでの上位進出がものを言って、女子ファイナル進出を決めた。
好ラリーが予想されたが、序盤から張瑞の両ハンド強打が絶好調。強烈な打球音を残して銭天一のコートを襲う両ハンドのミート打ちと、強打を警戒した銭天一を前に寄せる巧みな台上プレーでミスを誘った張瑞が快勝を収めた。
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