1月8〜13日にかけて、カタール・ドーハで開催中のWTTスターコンテンダー ドーハ。昨日(11日)行われた男子シングルス2回戦で、松島輝空(木下アカデミー)が張本智和(智和企画)との同士討ちにゲームカウント0-2から逆転勝利。最終ゲームは7-3から10-10に追いつかれる苦しい展開となったが、勝負どころで臆さず、最後まで攻撃の手を緩めなかった松島が12-10で「張本越え」を果たし、3回戦進出を決めた。松島は次戦で林昀儒(チャイニーズタイペイ)と対戦する。
張本(智)は松島のフォアサイドを厳しく突いて得点を重ね、2ゲームを先行する好調な滑り出しを見せたが、後半は松島の連打に苦しんだ。
その他、男子シングルスでは宇田幸矢(明治大)、篠塚大登(愛知工業大)がそれぞれヨルジッチ(スロベニア)、梁靖崑(中国)に敗れ、2回戦敗退。戸上隼輔(明治大)はフレイタス(ポルトガル)に辛勝し3回戦進出。最終ゲームは5-7から6点連取と勝負強さを見せた。戸上は次戦で篠塚をストレートで下した梁靖崑と対戦する。
一方女子シングルスでは長﨑美柚(木下グループ)が世界女王の孫穎莎(中国)に敗れ2回戦でストップ。早田ひな(日本生命)は李ジオン(韓国)に快勝、張本美和(木下アカデミー)はドラゴマン(ルーマニア)に競り合いながらも勝利し、ともに3回戦へ駒を進めた。3回戦では、早田がカットのベリストロム(スウェーデン)、張本(美)は12月に行われたWTT女子ファイナルズでフルゲームで敗れている孫穎莎へのリベンジに挑む。
男子ダブルスでは戸上/松島が梁靖崑/袁励岑(中国)に敗れ、ベスト8で終戦。張本(智)/篠塚は準々決勝で林高遠/林詩棟(中国)を3-0で破る活躍を見せるも、準決勝で梁靖崑/袁励岑に1-3で敗れた。混合ダブルスでは張本(智)/早田がO.イオネスク/スッチ(ルーマニア)にゲームカウント2-1リードから逆転を許し、惜しくもベスト8敗退となった。
その他、海外選手では女子シングルスで60歳の倪夏蓮(ルクセンブルク)が2回戦で蒯曼(中国)を破って3回戦進出を果たしている。
写真提供:WTT
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