1月14~20日にかけて、カタール・ドーハで開催されたWTTコンテンダー ドーハ。日本からは張本智和(智和企画)、戸上隼輔(明治大)が男子シングルスに出場し、張本準優勝、戸上が3位入賞を果たした。
〈男子シングルス〉
優勝:ボル(ドイツ)
準優勝:張本智和(智和企画)
3位:林昀儒(チャイニーズタイペイ)、戸上隼輔(明治大)
張本は初戦で好調のドゥダ(ドイツ)に苦しみながらも勝利を挙げると、準々決勝ではゴーズィ(フランス)にゲームカウント0-2から大逆転勝利。続く準決勝では戸上とのフルゲームにもつれる熱戦となった同士討ちを制し、決勝へと勝ち進んだ。
決勝は、第1シードの林昀儒(チャイニーズタイペイ)を退けて勝ち上がった42歳のレジェンド・ボル(ドイツ)と対戦。ボルのミスの少ない両ハンドに苦しみながらも中盤から積極的に攻撃を仕掛けた張本。ゲームカウント3-2で迎えた6ゲーム目を9-5とリードし、優勝を目前としながらも逆転を許す。
最終ゲームでは張本が5-3、7−5とリードを握ったものの、冷静さを欠かなかったボルが前・中陣で回転量豊富なドライブを放ち、逆転。最後は8点で敗れ、張本はタイトルに一歩届かなかった。
張本との激闘を逆転で制し、WTTシリーズの男子シングルスでは初のタイトルを獲得したボル。回転量の豊富なフォアドライブとミスの少ないバックハンドを武器に世界の若手トップを連破して頂点に立ち、健在ぶりを見せつけた。
準決勝で張本に敗れ3位となった戸上だが、初戦でK.カールソン(スウェーデン)、準々決勝では林鐘勳(韓国)と実力者を連破して勝ち上がるなど、自信を深める3位入賞となった。
〈女子シングルス〉
優勝:田志希(韓国)
準優勝:申裕斌(韓国)
3位:メシュレフ(エジプト)、 パラナン(タイ)
女子シングルスは田志希(韓国)が決勝で申裕斌(韓国)との同士討ちを制して優勝。ゲームカウント1-3と後がなくなった5ゲーム目を18-16でものにすると、そこから一気に2ゲーム連取。最終ゲームではバック対バックのラリーで優位に立つと、あまくなったボールはすかさず回り込みドライブで打ち抜いた。
その他、各種目優勝者は下記のとおり。
〈男子ダブルス〉
優勝:李尚洙/林鐘勳(韓国)
準優勝:林兆恒/何鈞傑(香港)
3位:張禹珍/安宰賢(韓国)、アレグロ/ラッセンフォッセ(ベルギー)
〈女子ダブルス〉
優勝:田志希/申裕斌(韓国)
準優勝:カウフマン/ヴィンター(ドイツ)
3位:A.ムカルジ/S.ムカルジ(インド)、S.サウェータブット/パラナン(タイ)
〈混合ダブルス〉
優勝:王楚欽/孫穎莎(中国)
準優勝:林高遠/王曼昱(中国)
3位:黃鎮廷/杜凱琹(香港)、林鐘勲/申裕斌(韓国)
写真提供:WTT
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