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2022年1月の全日本選手権、週末の2日間のみ有観客で開催

12月18日、(公財)日本卓球協会は2021年度第3回理事会を開催。理事会の終了後、星野一朗専務理事と宮崎義仁常務理事がリモート会見に応じた。

今回の決議事項として、7月19日の日本卓球協会の臨時理事会で「無観客開催」が決まっていた『天皇杯・皇后杯2022年全日本選手権大会(一般・ジュニアの部/2022年1月24〜30日・東京体育館)について、1月29・30日の週末2日間のみ有観客で行うことが決定した。

「有観客での開催を望む声は協会にも届いており、また他の競技大会の状況や、卓球競技の今後について考えた結果、週末の土曜と日曜を有観客で開催することを決めました。2日間に限定したのは、屋内競技なのでできるだけ動線を分けたいということと、全日本選手権は選手に対して帯同者を3名まで認めており、『会場での3密を避ける』という趣旨で考えた結果、大幅に帯同者が減る土曜と日曜を観客の皆さんに見ていただくことになりました」(星野専務理事)

なお、1月29日(土)は男女シングルス準々決勝と男女ダブルス決勝、1月30日(日)は男女シングルスの準決勝・決勝が開催予定。男女シングルスのランク決定戦(5回戦)やベスト8決定の6回戦が行われる28日(金)が無観客になったのは残念だが、有観客開催を望む選手や卓球ファンの声に協会が応えた形だ。今回は4年ぶりに「卓球の聖地」東京体育館で行われる全日本選手権。観客の声援をバックに、男女シングルスの熱いクライマックスを期待したい。

有観客で行われた2020年全日本選手権(写真は男子シングルス決勝の様子)

全日程が無観客で行われた2021年全日本選手権(写真は男子シングルス決勝の様子)

また、今回の理事会では強化部提案で、2022年世界選手権(団体戦)の代表選手選考基準が宮崎常務理事から発表された。男女の代表は各5名で、まず「①東京オリンピックの男女シングルスのメダル獲得者」として、女子シングルス銅メダルの伊藤美誠選手(スターツ)が代表に内定。「②2021年世界選手権(個人戦)ヒューストン大会のメダル獲得者」は該当者なし、「③2022年全日本選手権・一般シングルスの優勝者」は男女各1名が代表に内定する。残る出場枠については、2022年3月5〜6日に東京・アリーナ立川立飛で行われる第1回パリオリンピック選考会で、男女とも5名の枠に達するまで繰り上げて代表とする。(詳細は日本卓球協会のウェブサイトで後日発表)。

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