●男子シングルス4回戦
松平健太(ファースト) −9、3、7、−2、9、8 松平賢二(協和キリン)
4回戦で石川県七尾市出身の松平兄弟が対決した。二人は被災地の石川県七尾市の出身。両親は七尾市で松平スポーツを営んでいる。
震災後に家族のグループラインで連絡を取り合ったが、試合で当たることがわかっていた賢二と健太はあえて、距離をおいていた。
スタートから賢二が攻め、守りとカウンターで対抗する健太。1ゲーム目を賢二が取るも、そこから健太が逆襲し、4−2で弟健太が勝利した。
●松平賢二のコメント
サービスが少し焦ってしまった部分もあるし、レシーブでもチキータをやらせてしまった。1テンポを送らせて攻撃されて、合わせるのが難しかった。(健太との)全日本では5年ぶりで、それ以外でもあまりやっていない。練習もあまり一緒にやらないですから。イメージはあったのでわりと自分の思う通りにはできた。ちょっとのズレで焦りが出てしまいましたね。
練習量はぼくのほうが多い。まあそれは昔から。ぼくも負けないという強い気持ちはあって、それでもあいつが勝つのかという、歯がゆい部分もあります。
(震災後での対決になりました)
震災があってすぐに家族間で連絡のやりとりはしていたし、健太ともなにかできることがあるか話をしていたけど、あまり健太とやり取りをすると情が入ってしまうので、やらなかった。健太が勝つところまで勝って、全日本終わったら、震災の復興に貢献できるように健太とも話をしたい。
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