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「最後の最後まで悩みました」。パリ五輪代表3枠目内定の篠塚大登と張本美和、その選出理由とは

2月5日、日本卓球協会は都内で会見を開き、パリ五輪の強化本部推薦による3枠目の日本代表選手を発表。男子は、五輪代表選考ポイントで3番手の篠塚大登(愛知工業大)、女子は全日本選手権で準優勝を果たした張本美和(木下グループ)が選出された。

男子3枠目の代表選手を発表した男子ナショナルチームの田㔟邦史監督は「最後の最後まで悩みました。全日本の決勝が終わるまで、迷いました」と胸の内を明かした。そして、篠塚の選考理由について下記のように述べた。

「もう1人(選出を)迷っていたのは松島輝空選手(木下グループ)。松島選手については、ここ半年、一年弱、非常に力をつけてきており、卓球に対する姿勢や、人間的にも成長していることを評価しています。

その中でなぜ篠塚選手を選出したのかというと、先日の全日本選手権で両者がベスト8決定(6回戦)で対決しました。そこで4-3の9点で篠塚選手が勝利した。

篠塚選出の大きなポイントとなった全日本男子シングルス6回戦。篠塚がゲームオール9点で勝利した

あの時は、お互いが状況を理解した上で試合をしている。緊張した中でうまくいかない、そういうものはオリンピックと雰囲気が似ていると感じました。私自身も、特に東京オリンピックではミックスのベンチに入り、オリンピックという舞台では技術だけでなく、メンタルや他の部分も非常に重要であることを学ばせていただいた。

全日本で両者の試合を見て、同じ状況で勝利した篠塚選手を選出したということがまず1つ目。2つ目は、やはり2年ほど続いた選考レース。選手からしたらすごく長く苦しい期間だったのかなと思います。その苦しい期間を乗り越えて、篠塚選手が自ら勝ち取った代表権だというふうに思います。その苦しみをパリで解放して、思い切り戦ってくれるんじゃないかと思い、選出させていただきました」

男子ナショナルチームの田㔟邦史監督。代表メンバーの選出を終え、「『これでやるしかない』という気持ちで身の引き締まる思い」と語った

一方、女子の3枠目に張本美和(木下グループ)を選出した理由について、女子ナショナルチームの渡辺武弘監督は「ダブルスが組めて、団体戦でシングルスでもダブルスでも活躍できる選手というところで一番ふさわしいと思った。

パリ五輪では海外の選手と戦うことになると思うので、昨年1年間、日本女子の国際大会に帯同して、戦いぶりや選手の成績を総合的に見ながら、今回は張本美和選手が一番ふさわしいと思い選出させていただきました」と語った。

女子ナショナルチームの渡辺武弘監督。「(正式に)オリンピック代表になった時には強豪国を倒し、決勝戦で中国を倒して金メダルを獲得したいと思っています」と意気込みを語った。

 

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