卓球王国 2024年4月22日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
トピックス

「ここからが本番だと思っている」。パリ五輪代表の平野美宇と張本美和が会見に登壇

パリ五輪代表候補予定選手に選出された平野美宇と張本美和(ともに木下グループ)が、木下グループの本社にて会見を行った。

パリ五輪選考ポイントで2位となり、2度目の五輪出場、そして自身初となるシングルスに臨む平野は「ほんとに決まったんだなという気持ちの、ホッとした気持ちの両方があります。ここからが本番だと思っているので、パリ五輪で金メダルを目指したい。今のままだとシングルスでメダルを取れる位置にはいないと思っている。上の選手を倒してメダルを獲得できるように半年間努力していきたいです」と意気込みを語った。

また、シングルスの代表権を最後まで争った伊藤美誠(スターツ)については、「小さい頃から競ってきた仲間で、伊藤選手がいたからここまで来れた。一番尊敬できる選手でもあり、負けたくない選手という思いが常にあった。だからこそ頑張ることができました」と語った平野。「伊藤選手もそうだし、それ以外の選手の分まで、選ばれた私たちは日本代表として頑張る責任があると思っています」と気を引き締めた。

日本女子で唯一の五輪経験者となった平野。「早田選手も張本選手もしっかりしている。新たな日本チームを見せれると思う」とコメント

 

一方、3人目の団体戦メンバーとして選出され、初のオリンピック出場となる張本。兄・智和と兄妹でパリ五輪に臨む。

「今日も(代表が)発表されてからすぐに兄からお祝いのメッセージが来てうれしかったです。一緒に五輪に出るのは目標でもありました。兄は先に代表が決まっていたので、あとは自分が頑張るしかなかった。一緒に五輪に出れるのはうれしいです」(張本)

中学3年生ながらの抜擢となり、「信じられない気持ちがいっぱい」と張本。しかし、「五輪の舞台に立つ時には胸を張って戦えるように、毎日成長していきたい。パリの舞台で自分のプレーを発揮して、平野選手、早田(ひな)選手とともにメダルを目指して頑張りたいです」と力強く意気込みを語った。

団体戦メンバーとして選出され、五輪への切符をつかんだ張本

関連する記事