5月1〜11日にかけて、サウジアラビア・ジッダで開催中の『サウジスマッシュ2024』。日本勢では、昨日(6日)行われた男子シングルス2回戦で篠塚大登(愛知工業大/上写真)、吉村真晴(株式会社SCOグループ)がそれぞれオフチャロフ(ドイツ)、O.アサール(エジプト)との接戦を制し、見事3回戦進出を決めた。
同じく2回戦に登場した戸上隼輔(井村屋グループ)はカルデラノ(ブラジル)にフルゲームで敗れ、惜しくも2回戦敗退。最終ゲームは4-1リードと好調な滑り出しを見せたが、ゲーム中盤で逆転を許した。
一方女子では、木原美悠、張本美和、平野美宇(以上、木下グループ)、早田ひな(日本生命)が3回戦進出。木原と張本はそれぞれ申裕斌(韓国)、シャオ・ジエニ(ポルトガル)に快勝し、平野は朱芊曦(韓国)の棄権により不戦勝。早田は、2ゲーム目こそ落としたものの、終始冷静な試合運びを見せ、ゲームカウント3-1で勝利を収めた。
男子ダブルスでは、国際ペアで出場している松島輝空/呉晙誠(木下グループ/韓国)がチウ・ダン/ドゥダ(ドイツ)との接戦に勝利。2-2で迎えた最終ゲームは8-3リードから8-9、9-10と逆転されるも、最後は15-13で接戦をものにした。
本日21:05〜(日本時間)より行われる男子ダブルス2回戦で、松島/呉晙誠は林高遠/梁靖崑(中国)と対戦する。また日本勢で勝ち残っている戸上/篠塚も、本日18:15〜(日本時間)より、林鐘勲/李尚洙(韓国)との2回戦に挑む。
女子ダブルスでは、平野/張本がリウ・ヤンツィ/呉詠琳(オーストラリア/香港)の国際ペアにゲームカウント1-3で敗れ、1回戦敗退。国際ペアとして出場している木原/朱芊曦は棄権し、長﨑美柚/金娜英(木下グループ/韓国)は本日17:40〜(日本時間)より行われる2回戦でA.ムケルジ/S.ムケルジ(インド)と対戦する。
また混合ダブルスでは、張本/早田がチウ・ダン/ミッテルハム(ドイツ)を接戦の末下し、8強入りを決めた。準決勝進出をかけ、本日16:30〜(日本時間)よりガルドス/ポルカノバ(オーストリア)との一戦に挑む。
また、昨日行われた男女シングルス2回戦で、中国選手が次々と姿を消した。男子では、ワールドカップ優勝の馬龍(中国)が張禹珍(韓国)にストレートで敗戦。同大会準優勝の林高遠(中国)はグルーツ(デンマーク)との左腕対決に、梁靖崑(中国)は、アラミヤン兄弟の兄、ノシャド・アラミヤン(イラン)の回転量豊富なYGサービスとバックハンドに翻弄(ほんろう)され、ともに2回戦敗退となった。
また女子シングルスでも元世界女王の王曼昱(中国)がフォア裏・バック粒高のバトラ(インド)に敗れるなど、シングルス2回戦では波乱が相次いだ。
写真提供:WTT
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