パリ五輪に出場した卓球日本代表が13日、都内で記者会見を開き、男子の田㔟邦史監督、張本智和(智和企画)、戸上隼輔(井村屋グループ)、篠塚大登(愛知工業大)、女子の渡辺武弘監督、早田ひな(日本生命)、平野美宇(木下グループ)、張本美和(木下グループ)が登壇した。
各選手の冒頭の挨拶は以下の通り。
「今大会は目標にしていたメダルに届かず、とても悔しい結果で終わってしまいました。試合が終わってから数日経つ今でも、試合のことを思い出せば悔しく、苦しい気持ちになります。これは忘れたくても忘れられないと思うので、必ず次に活かすようにしたいと思います。応援ありがとうございました」(篠塚)
「連日の応援ありがとうございました。メダルを獲得することはできなかったのですが、オリンピックという貴重な経験をさせてもらい、今後に必ず活かしていきたいと思います。これからも応援のほどよろしくお願いいたします」(戸上)
「みなさん、応援本当にありがとうございました。3種目全てでメダルを目指していましたが、残念ながらメダルを獲得することができませんでした。結果を見ればメダルなしという悔しい結果でしたが、最初の混合ダブルスから、最後の男子団体まで恥ずかしい戦いではなかったと思います。次は最後の結果を突き詰めて、内容と結果を結びつけられるような大会にできたらいいなと思います。応援ありがとうございました」(張本智和)
「今大会は金メダルを目標に頑張っていましたが、シングルスの準々決勝が終わって腕を怪我してしまいました。それでもたくさんの方に支えられて、団体戦で銀メダル、シングルスでは銅メダルを獲得することができました。それでもこの結果には満足していないので、怪我したことも踏まえて次に活かせるように、4年後には心技体智全てのことを究極に持っていけるように、また挑戦していきたいと思います。応援ありがとうございました」(早田)
「今大会は初めてシングルスに出場することができて、メダルという目標には届きませんでしたが、ずっと憧れていた場面に立つことができてすごく幸せでした。団体戦では今大会は私と早田選手が最年長だったので、引っ張っていけるか不安だったんですけど、3人で一緒にメダルを獲得することができてすごくホッとしています。応援ありがとうございました」(平野)
「初めてのオリンピックはすごく楽しかったです。準決勝、決勝と負けた試合もあって悔しい気持ちもあるんですが、自分の目標としていた最後まで諦めずに戦うことができたので良かったと思います。そして、平野選手と早田選手に引っ張っていただけたおかげで、本当に良い貴重な経験をすることができました。本当に応援ありがとうございました」(張本美和)
今大会で2つのメダルを獲得した早田は4年後のロサンゼルス五輪について「今回のパリで最低限のメダルを取れたと思っているんですけど、金メダルを取ることができなかった。4年後を目指して、あの舞台で中国人選手と戦って良い結果が出せたら良いなという思いで、一つ一つ毎日クリアしていきたいなと思います」と語った。
また、張本兄妹でのミックスダブルスの可能性についての記者からの質問に対して兄・智和は「一人の意見で決まることではないし、確実に言えるのはみんなシングルスに出るということ。何かが決まるまでは各々シングルスを頑張る。シングルスを頑張った選手が混合だったりに出るのが当然だと思うので、しばらくはみんなシングルスに専念するのかなと思います」とコメントした。
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