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LION カップで女子五輪メダリスト、石川・平野が日本代表から外れる

LIONカップトップ32の女子は、長﨑美柚、佐藤瞳、木原美悠、早田ひながベスト4に進出。準々決勝で伊藤美誠が長﨑に2−4、石川佳純が早田に3−4、平野美宇が木原に2−4で敗れ、東京五輪の女子団体銀メダリスト3名がこのラウンドで姿を消すという大波乱。東京五輪のシングルス銅メダリストで、全日本選手権でも優勝した伊藤はすでに世界団体の代表権を獲得しているが、石川と平野は世界団体の日本代表を外れるという予想外の結果だ。特に石川は07年ザグレブ大会から世界選手権の日本代表に名を連ねており、連続出場記録は14大会でストップした。

日本卓球協会が発表していた世界選手権選考基準では、WTTが開催されないために過去の日本代表のように世界ランキングは参考にされず、ある意味「一発勝負」のライオンカップのトーナメントで代表が決まるという異例の代表決定となった。

男子では世界ランキング4位の張本がベスト4に入ったが、もし張本が上位4人に入れなかったら、男子は張本抜きで世界団体を戦うことになっていた。しかも延期によって半年先になった世界団体に対して、最強メンバーが選ばれたかどうかは微妙だ。選手サイドから見れば公平性がある選考方法なのか。組み合わせを考えれば、運にも左右された世界団体メンバーとなった。

準々決勝の早田対石川戦は、気迫と技術がぶつかり合う素晴らしい一戦だった

「ヒューストン大会に出場できなかったのが悔しくて、ふたりで絶対に代表になろうと言っていた」という長崎と木原。「Wみゆう」が試合後、歓喜の抱擁

「試合での点の取り方がわからなくなった。足が止まってしまって、頭も動かなくなった」と敗戦後に語った伊藤。「今までにない不思議な感覚で、自分で笑っちゃうくらいでした」(伊藤)

2回戦では昨日のTリーグプレーオフファイナルに続いて大藤を破った平野だが、木原戦は鬼門だ

準々決勝でダブルスパートナー橋本との大激戦を制した佐藤。1ゲーム目から促進ルールに入るほどだった

●女子シングルス準々決勝

長﨑美柚(日本生命) -10、3、-7、9、7、10 伊藤美誠(スターツ)

佐藤瞳(ミキハウス) -10、-11、5、8、-6、10、7 橋本帆乃香(ミキハウス) 

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 4、9、-3、-5、10、8 平野美宇(日本生命)

早田ひな(日本生命) -8、0、8、-7、-9、4、9 石川佳純(全農)

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●女子シングルス2回戦

伊藤美誠 10、9、10、-10、8 張本美和

長﨑美柚 12、7、-2、-4、-4、12、7 森さくら

佐藤瞳 5、4、6、-11、-11、-5、9 南波侑里香

橋本帆乃香 6、8、9、7 加藤美優

木原美悠 8、9、-9、-9、9、2 野村萌

平野美宇 9、-9、5、-4、5、9 大藤沙月

石川佳純 8、9、7、7 中田玲奈

早田ひな 11、8、9、-6、5 芝田沙季

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●女子シングルス1回戦

伊藤美誠(スターツ) 8、-9、5、8、9 篠原夢空(貝塚第二中)

張本美和(木下アカデミー) -4、7、9、9、5 安藤みなみ(TOP名古屋)

森さくら(日本生命) 8、9、6、9 横井咲桜(四天王寺高)

長﨑美柚(日本生命) 4、2、3、8 菅澤柚花里(四天王寺高)

佐藤瞳(ミキハウス) 6、7、2、8 木村香純(専修大)

南波侑里香(日本ペイントマレッツ) -9、-8、-7、8、8、3 黒野葵衣(早稲田大学)

橋本帆乃香(ミキハウス) -11、6、2、7、6 青木咲智(ミキハウスJSC)

加藤美優(日本ペイントマレッツ) -5、5、10、9、-8、9 小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)

木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎) 9、-8、-10、10、5、4 岡田琴菜(愛知工業大)

野村萌(デンソー) -13、7、-5、-11、7、9、7 由本楓羽(香ヶ丘リベルテ高)

平野美宇(日本生命) 3、7、3、5 香取悠珠子(卓桜会栃木卓球センター)

大藤沙月(四天王寺高) 3、12、6、-5、-8、-14、4 枝廣愛(就実高)

中田玲奈(筑波大) 9、6、3、7 木村光歩(中国電力)

石川佳純(全農) 3、7、3、8 面手凜(山陽学園中)

芝田沙季(ミキハウス) 7、10、5、5 平真由香(昭和電工マテリアルズ)

早田ひな(日本生命) 4、10、8、4 鈴木李茄(昭和電工マテリアルズ)

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