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【卓球】Tリーグ女子、新規加入チーム(京都)は4月末までに条件を満たせば来季参戦

Tリーグの通常理事会が開かれ、京都をホームとする女子の新チームに関して坂井一也理事長(写真)から報告があった。
4月30日までに条件を満たせば来シーズンの加入を認めるというもので、その条件とはスポンサー獲得が確実にできることを示せるかどうか。

「現在、新たにチームを設立される代表の方がスポンサー獲得に回っており、スポンサー候補には有名な企業も入っていると同時に、選手についても話を進めているとのこと。加入したら5年間は継続してもらうので確実性がほしい」(坂井)。

今回の理事会では新規加入チームの承認までは至らなかったが、来シーズンに6チームになることが期待される。「できたら男子チームも増えてほしい。今シーズンはコロナ禍の中でレギュラーシーズンとファイナルの全試合を開催することができたのは大きい。ホッとしている。ただ、課題は多い。特に入場者数。卓球界が盛り上がっている流れで、Tリーグにもっと観客が見に来てほしい。告知が足りない面もあるので来季はさらにアピールしていきたい」(坂井)。

また、リーグ自体のレベルが上がると同時に世界ランキングの対象となるWTTに若い選手が参戦できない現状で、「来季より、選手ランクのルールを廃止する」ことも決定した。

4シーズン目を終えた卓球のTリーグはコロナ禍の中で全試合を終えた。理事長がコメントしたように第一の課題は観客数だろう。1・2シーズン目は平均で1000人を超えていた観客数だが、3・4シーズン目はコロナ禍の影響もあり激減。来季に向けてどう試合を告知していくのかが大きな課題として残った。

またホーム&アウェイの開催が見えにくく、地元の卓球ファンが根付かず、登録選手が急きょ入れ替わったり、頻繁に新加入の選手が発生するために「ひいき」の選手が生まれないのも懸念材料だ。

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