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トピックス

高校選抜卓球大会は愛工大名電と四天王寺が7連覇!

2022.03.21

　栃木・日環アリーナ栃木で開催されている全国高校選抜卓球大会は全日程が終了。学校対抗では男子・愛工大名電、女子・四天王寺がともに7連覇を達成した。

【男子学校対抗】

◆準々決勝

愛工大名電（愛知） 3-1 希望ヶ丘（福岡）

出雲北陵（島根） 3-2 明秀日立（茨城）

明徳義塾（高知） 3-2 遊学館（石川）

野田学園（山口）3-1 明豊（大分）

◆準決勝

愛工大名電 3-0 出雲北陵

野田学園 3-1 明徳義塾

◆決勝

〈愛工大名電 3-1 野田学園〉

○吉山　3、11、12　三木

　萩原　-4、-9、-8　徳田○

○吉山／中村　9、-9、6、9　飯村／木方

○中村　-5、5、6、8　飯村

　鈴木　－－－　芝

　2強と見られた愛工大名電と野田学園の対戦となった男子決勝。前半は愛工大名電・吉山、野田学園・徳田が勝利し、タイでダブルスへ。野田学園は準決勝まで起用していた徳田／芝に変えて飯村／木方をオーダー。ゲームカウント1-1となるも、中村が随所で好プレーを見せて3-1で勝利、愛工大名電が連覇に王手をかける。同時進行となった4・5番では5番の鈴木が会心のプレーで4番よりも先に勝利。4番の中村もこれまで勝ったことのないという飯村を相手に強気のプレーを貫いて勝利し、愛工大名電が見事に王座を守り切った。

　試合後のベンチで、「プレッシャーがある中でよくやった」と声をかけた愛工大名電の今枝監督。篠塚、谷垣、濱田が抜け、苦戦もあった中で優勝をつかんだ選手たちを讃えた。

優勝：愛工大名電

大会の4日前に決めたという吉山／中村だが全勝でチームを優勝に導いた

優勝を決める勝利の中村

　戦力的には愛工大名電と互角、もしくは上と見られた野田学園だったが、7大会ぶりの選抜制覇はならず。ペア変更で勝負をかけたダブルスも勝利をあげられず、またも愛工大名電の後塵を拝することとなった。インターハイでも両校は優勝戦線をリードすることとなるが、リベンジなるか。

準優勝：野田学園

決勝では飯村／木方を起用したが、勝利には届かず

　3位の出雲北陵は昨日の静岡学園戦に続き、前半0-2のビハインドから明秀日立を逆転で破っての表彰台。明徳義塾も遊学館を相手にダブルスを終えて1-2とリードされたが、4・5番で逆転勝利。野田学園との試合も、4番で梅村がマッチポイントを握り、5番の加藤もフルゲームまで持ち込むなど、あと一歩に迫った。

3位：出雲北陵

3位：明徳義塾

【女子学校対抗】

◆準々決勝

四天王寺（大阪） 3-0 正智深谷（埼玉）

進徳女子（広島） 3-0 就実（岡山）

明徳義塾（高知） 3-2 遊学館（石川）

桜丘（愛知） 3-1 横浜隼人（神奈川）

◆準決勝

四天王寺 3-0 進徳女子

明徳義塾 3-2 桜丘

◆決勝

〈四天王寺 3-0 明徳義塾〉

○大藤　4、-8、7、5　青井

○原　6、-9、9、6　上澤茉

○大藤／横井　8、5、-9、-7、6　青井／白山

　横井　－－－　白山

　面田　－－－　上澤依

　昨年のインターハイに続き、決勝での対戦となった四天王寺と明徳義塾。四天王寺は1番で大藤が青井との打ち合いを制して先制点。2番では原が競り合いながらも上澤茉を下し、優勝まであと1点。大藤／横井もラリーでの強さを見せて2ゲームを連取したが、青井／白山が意地を見せてフルゲームに持ち込む。だが、最後はプレーの精度を取り戻した四天王寺ペアが6点で奪い、ストレート勝利で選抜7連覇を達成した。

　大藤、横井、面田と全チームからの主力が残り、優勝候補の筆頭だった四天王寺。予選リーグの日南学園戦で1点を落とした以降は全試合ストレート勝利で優勝を果たしたが、吉田監督は「今大会はスキを見せずに勝ち切ることが目標だったので、反省も残る」とコメント。優勝にもまだまだ満足した様子はなかった。