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【パリパラ卓球】七野一輝と竹守彪は準々決勝でWR1位に敗れ、メダルまであと一歩

「パリ2024パラリンピック卓球競技」、9月4日(現地時間)に日本勢では男子シングルスの2試合が行われた。いずれも準々決勝で、勝てばメダルが確定するという試合だ。
かつて立位(クラス6)で活躍していた七野一輝(上写真:ITTF)は、ケガにより車いすに転向し、パリパラ出場権を獲得。クラス4では準々決勝に勝ち上がり、世界ランキング1位の強豪・チャイウット(タイ)に対し接戦を演じ、4ゲーム目も追い上げを見せたが及ばず、1-3で惜敗した。
また、クラス11(知的)竹守彪の対戦相手は、世界ランキング1位で今大会第1シードのフォン アイネム(オーストラリア)。過去に2020年3月スペインパラオープンで勝利したことがあるものの、直近(昨年・今年)は3連敗している強敵だ。パリパラ世界予選では素晴らしいパフォーマンスで優勝するなど、技術を高めてきた竹守は善戦したが、2・3ゲーム目のジュースを奪えずストレートで敗れ、悲願のメダルまであと一歩に終わった。
●男子シングルスC4 準々決勝
七野一輝 1(10-12, 11-6, 7-11, 8-11)3 チャイウット(タイ)
●男子シングルスC11 準々決勝
竹守彪 0(8-11, 10-12, 10-12)3 フォン アイネム(オーストラリア)

威力あるフォアドライブで戦った竹守(写真提供:一般社団法人日本肢体不自由者卓球協会、撮影:小中村政一)

9月5日17時(日本時間)から女子クラス11準決勝の2戦(以下)が行われる。日本勢として勝ち残っているのは、既にメダルを確定させている古川、和田の2名のみ。対戦相手はいずれも強敵だが、決勝(日本時間5日24時/6日0時)での日本選手対決が実現する可能性も十分にある。
●女子シングルスC11 準決勝
古川佳奈美 vs プロコフェワ(NPA)
和田なつき vs エイサー(トルコ)

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