3月25〜31日にカタール・ドーハでWTTスターコンテンダー・ドーハ大会が開催。日本からは男女各5選手の計10名が出場し、木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)が女子シングルスと長﨑美柚(日本生命)との女子ダブルスの2種目で優勝。2冠を獲得した。
女子シングルスで木原は準決勝で陳思羽(チャイニーズタイペイ)を4-0のストレートで下し決勝に進出。決勝では準決勝で加藤美優(日本ペイントマレッツ)を4-2で下したカットのハン・イン(ドイツ)に1-3とゲームをリードされる苦しい展開となったが、木原が第5ゲームを奪い返す。第6ゲーム目も木原ペースで試合が進みゲームカウント3-3とタイに持ち込んだ。第6ゲームの終盤でハンが足を滑らせ負傷するアクシデントもあり、最終ゲーム木原4-1リードの時点でハンが棄権となり、木原の優勝が決定。木原は初の世界ツアーのシングルスタイトル獲得となった。また、長﨑との女子ダブルスでも前週に続き優勝。2大会連続で頂点に立った。
男子シングルスでは35歳のガチーナ(クロアチア)が決勝で林鐘勲(韓国)を破り優勝。自身初となるツアータイトルを手にし「夢にも思っていなかった。努力が報われ、今は本当に幸せな気分です」と喜びのコメントを残した。
また、日本男子は全選手予選敗退となり決勝トーナメントへの進出はならなかった。
★WTTスターコンテンダー・ドーハ大会結果
〈男子シングルス〉
●予選トーナメント1回戦
曽根翔 18、-6、6、5、13 ゴンザレス(プエルトリコ)
木造勇人 5、11、12 コズル(スロベニア)
神巧也 -5、-8、10、7、10 アンドラス(ハンガリー)
及川瑞基 7、8、4 アントニー(インド)
周啓豪(中国) 4、-9、8、11 田中佑汰
●予選トーナメント2回戦
ジェラルド(ポルトガル) -10、10、-8、5、5 曽根翔
袁励岑(中国) -11、6、7、2 木造勇人
于子洋(中国) 13、-8、9、7 神巧也
及川瑞基 6、6、1 ホダエ(イラン)
●予選トーナメント3回戦
カサン(フランス)10、12、-9、5 及川瑞基
●決勝
ガチーナ(クロアチア)-6、-8、10、7、9、9 林鐘勲(韓国)
〈女子シングルス〉
●予選トーナメント1回戦
張本美和 6、9、6 陳熠(中国)
森さくら 10、5、6 J.サウェータブット(タイ)
●2回戦
張本美和 10、10、5 朱成竹(香港)
森さくら 6,7、8 アルティンヤ(トルコ)
●3回戦
張本美和 8、-6、10、3 劉昱昕(チャイニーズタイペイ)
森さくら 6、-7、-8、9、12 梁夏銀(韓国)
●決勝トーナメント1回戦
張本美和 7、10、2 メシュレフ(エジプト)
森さくら 7、9、-6、2 ディアコヌ(ルーマニア)
加藤美優 -9、-10、9、7、9 范思琦(中国)
長﨑美柚 -8、9、-10、10、4 劉煒珊(中国)
木原美悠 -7、5、4、2 ユ・フ(ポルトガル)
●2回戦
ハン・イン(ドイツ) -10、10、3、6 張本美和
田志希(韓国)-9、-11、3、9、5 森さくら
加藤美優 7、-10、10、5 ミッテルハム(ドイツ)
陳思羽(チャイニーズタイペイ)8、-6、-11、9、4 長﨑美柚
木原美悠 13、10、9 A.ディアス(プエルトリコ)
●3回戦
加藤美優 -8、9、7、10 ポルカノバ(オーストリア)
木原美悠 9、2、8 バラゾバ(スロバキア)
●準々決勝
加藤美優 7、9、-4、6 田志希
木原美悠 10、9、-2、7 ヤン・シャオシン(モナコ)
●準決勝
ハン・イン -10、-9、4、2、5、4 加藤美優
木原美悠 10、7、5、9 陳思羽
●決勝
木原美悠 -8、10、-9、-3、7、3、1 ハン・イン
〈男子ダブルス〉
●決勝トーナメント1回戦
田中佑汰/木造勇人 9、12、4 マジョロス/アンドラ(ハンガリー)
●2回戦
趙大成/安宰賢(韓国)10、6、-6、13 田中佑汰/木造勇人
●決勝
チウ・ダン/ドゥダ(ドイツ)7、-6、6、-3、4 廖振珽/林昀儒(チャイニーズタイペイ)
〈女子ダブルス〉
●決勝トーナメント1回戦
木原美悠/長﨑美柚 ベリストロム/ミスチェク(スウェーデン/オーストリア)
●準々決勝
木原美悠/長﨑美柚 5、8、7 朱成竹/杜凱琹(香港)
●準決勝
木原美悠/長﨑美柚 3、8、8 黄怡樺/陳思羽(チャイニーズタイペイ)
●決勝
木原美悠/長﨑美柚 11、5、6 李昱諄/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
〈混合ダブルス〉※日本選手の参加はなし
●決勝
ルベッソン/ユエン・ジアナン(フランス)8、12、10 林昀儒/鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
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