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前期日本リーグ、2部男子は朝日大、女子は豊田自動織機が優勝!

6月22日から和歌山・和歌山ビッグホエールで行われている『北斗電気設備 2022年度前期日本リーグ和歌山大会』。大会4日目の25日に男女2部が終了し、男子は朝日大、女子は豊田自動織機が優勝を飾った。男女2部の成績は下記のとおり。

◎男子2部
1位  朝日大(8勝1敗)
2位  関西卓球アカデミー(8勝1敗)
3位  瀬戸内スチール(6勝3敗)
4位  ケアリッツ・アンド・パートナーズ(4勝5敗)
5位  協和発酵バイオ(4勝5敗)
6位  トヨタ自動車(4勝5敗)
7位  関西学院大(4勝5敗)
8位  豊田自動織機(4勝5敗)
9位  JR北海道(3勝6敗)
10位  琉球レオフォルテ(0勝9敗)

◎女子2部
1位  豊田自動織機(6勝0敗)
2位  広島日野自動車(5勝1敗)
3位  オークワ(4勝2敗)
4位  百十四銀行(3勝3敗)
5位  クローバー歯科フェアリーズ(2勝4敗)
6位  朝日大(1勝5敗)
7位  JR北海道(0勝6敗)

男子2部優勝の朝日大は、昨日の関西卓球アカデミー戦で大激戦の末に敗れ、1敗で並んだものの、今日の最終戦で瀬戸内スチールを3-1で破って得失点率で優勝を決めた。4年生の増本時祥(松山商業高卒)と2021年全日本ジュニア3位のスーパールーキー、1年生の岡野俊介(愛工大名電高卒)という左腕コンビが単複でフル回転。岡野は関西卓球アカデミー戦で小西海偉に惜敗したものの、パワフルなチキータとフォアのパワードライブを連発して最高殊勲選手賞を獲得した。
「新人でもエースとして出させてもらって、自分が単複で2点取ることが勝利につながってくる。緊張したんですけど、先輩方が本当にやさしくて、いろいろ声をかけてくれた。優勝できてホッとしています」(岡野)。

男子2部優勝の朝日大

朝日大の優勝に単複で貢献した増本(左)と岡野は、4年・1年の左腕コンビ。「増本さんはフォアで動いてくれて動きが速いので、次を自分がスムーズに打てる。本当に良いパートナーだと思います」(岡野)

ゴールド選手(レンタル)で関西卓球アカデミーに加入した小西海偉。岡野に唯一の黒星をつけるなど、さすがの強さを披露

女子2部は豊田自動織機が全勝優勝。最高殊勲選手賞を獲得した田中千秋が単複で確実に勝ち星を重ね、「明るく元気に」をモットーに笑顔で接戦を勝ち抜いた。最終戦の百十四銀行戦を制し、最後は歓喜の涙でのフィナーレとなった。「内容としては苦しい試合が多かったので、その中での一本をものにできたことが大きかった。昨日の広島日野自動車戦、今日のオークワ戦とどちらも全勝対決で、上位4チームが混戦で緊張感のある試合でした。ダブルスは前回の前後期とオークワのペアには負けていたし、不安要素もありながらの大会でしたけど、無事に勝ててよかったです」(田中)。

「明るく、元気に」をモットーに、女子2部で優勝を飾った豊田自動織機

豊田自動織機チームの要(かなめ)となった田中千秋(右)と上田真実のダブルス

広島日野自動車にゴールド選手として加入の安藤みなみ。シングルスで確実に勝利を重ねて優秀選手賞を受賞

2部の個人表彰は下記のとおり。

■最高殊勲選手賞 岡野俊介(朝日大)、田中千秋(豊田自動織機)
■優秀選手賞 小西海偉(関西卓球アカデミー)、安藤みなみ(広島日野自動車)
■優秀ペア賞 増本時祥/岡野俊介(朝日大)、田中千秋/上田真実(豊田自動織機)
■新人賞 吉田俊暢(関西卓球アカデミー)、阿部里歩(豊田自動織機)
■ファインプレー賞 内藤雅明(瀬戸内スチール)、吉田俊暢(関西卓球アカデミー)、内田友季子(オークワ)、大西瑚々那(クローバー歯科フェアリーズ)
■ジャンプアップチーム賞 ケアリッツ・アンド・パートナーズ

関西卓球アカデミーの新人チョッパー、吉田俊暢(中央大卒)は感動的な頑張りを見せた

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