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韓国卓球界の重鎮、千栄石氏が逝去

韓国卓球協会の会長を務め、日本とも親交が深い千栄石氏が、6月21日に肺炎のため、91歳で逝去された。

 

千氏は、韓国代表として1956年の世界選手権東京大会に選手として出場。その後、指導者になると73年世界選手権サラエボ大会の女子団体で中国を破り、韓国に初の栄冠をもたらせた。

2004年に韓国卓球協会会長に就任し、2008年まで歴任。カリスマ性を発揮し、韓国卓球界を再び世界トップに導いた。

 

流暢な日本語を話し、荻村伊智朗(故人)、吉田安夫氏(故人)ほか日本の指導者とも親交が深かった。全日本選手権、ジャパンオープンには毎年欠かさずに訪れ、日本の指導者と熱く語り合った「情熱の人」だった。

謹んでお悔やみを申し上げます。

 

千栄石氏(2004年撮影)

 

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