卓球王国 2021年4月21日 発売 vol.289
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東京五輪ヨーロッパ予選 16歳のパヴァデが初の五輪切符をつかむ

 4月21日よりポルトガル・ギマランイスで開催されている東京五輪ヨーロッパシングルス予選は第1ステージ決勝までが行われ、男女それぞれ2名ずつの出場権獲得者が決定した。(写真提供:ETTU)

 

【男子シングルス・第1ステージ】

●トーナメント1・決勝

コウ・レイ(ウクライナ) 9、7、8、-4、-5、6 シポシュ(ルーマニア)

→コウ・レイが出場権獲得

 3月に行われた世界シングルス予選では決定戦で敗れて涙を呑んだコウ・レイが、3大会連続3度目の出場権を獲得。初の五輪出場を目指した若手のシポシュを4-2で退け、クールに左拳を握りしめた。

クールに喜びを表したコウ・レイ

ベンチでふーっと一息。その後ろでコーチたちは大歓喜

 

 

●トーナメント2・決勝

ロブレス(スペイン) -9、10、12、-8、-9、3、15 シドレンコ(ロシア)

→ロブレスが出場権獲得

 フルゲーム15本の大激闘を制したロブレスが歓喜の五輪初出場。終盤は台上でのストップの応酬からのラリー戦で取って取られの展開となったが、最後はロブレスに軍配が上がった。欧州期待の若手、19歳のシドレンコは敗戦後、ベンチで悔しさをあらわにした。

初の五輪を決め、全身で喜びを表現したロブレス

 

【女子シングルス・第1ステージ】

●トーナメント1・決勝

パヴァデ(フランス) 5、7、12、-9、6 ノスコワ(ロシア)

→パヴァデが出場権獲得

 欧州女子のジュニア世代で圧倒的な実力を見せる16歳のパヴァデがノスコワを下して出場権を獲得。小柄だが身体能力を活かし、左腕から切れのあるフォアドライブを連発。勝利の瞬間はフロアに倒れ込んだ。試合後もベンチで「信じられない」というような表情を見せていたパヴァデだが、初出場となる東京五輪でも、欧州のホープとして上位を脅かす活躍に期待したい。

将来性豊かな16歳・パヴァデが初の五輪切符をつかんだ

試合後のベンチで五輪出場権をつかんだ実感を噛み締める

 

●トーナメント2・決勝

ユアン・ジャアナン(フランス) -7、8、-7、5、5、8 シャオ・ジエニ(ポルトガル)

→ユアン・ジャアナンが出場権獲得

 ユアン・ジャアナンがシャオ・ジエニを下して初の五輪切符をつかんだ。女子フランス勢は2枠の出場枠をつかみ、最高の結果でヨーロッパ予選を終えた。開催地のポルトガルで2度目の五輪出場を決めたかったシャオ・ジエニだが、無念の敗戦となった。

パヴァデに続き、フランス女子2人目の予選通過となった

 

 また、第1ステージ終了後、男子は残り3枠、女子は残り2枠をかけた第2ステージがスタート。男子では5度目の五輪出場を狙うギオニス(ギリシャ)、今予選トップシードのDa.ハベソーン(オーストリア)、第1ステージで決勝まで進んだシポシュらが勝ち残っているが、第1ステージで五輪にあと一歩まで迫ったシドレンコは初戦でイオネスク(ルーマニア)に敗れ、五輪出場は極めて難しい状況となった。予選最終日の今日は第2ステージの全日程が行われ、ヨーロッパ予選の全通過者が決定する。

第1ステージの敗戦を引きずったか、シドレンコは第2ステージ初戦で姿を消した