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元世界チャンピオン、元世界大会三冠王、江口冨士枝さん逝去

 

1957年世界選手権ストックホルム大会の混合ダブルスで優勝したときの江口冨士枝さん。右はパートナーの荻村伊智朗(故人)

 

 

1950年代の「卓球王国ニッポン」。日本卓球の黄金時代の中心選手だった江口冨士枝さんが5月28日に逝去されていたことがわかった。88歳だった。

江口さんは長崎県生まれで、7歳で大阪に移り、東船場高から大阪薬科大学に進んだ。全日本選手権大会では2度優勝し、1954年世界選手権ロンドン(ウェンブレー)大会に初出場し、1957年世界選手権ストックホルム大会で女子シングルスをはじめ、三冠王となる。世界選手権では6個の金メダルを獲得した。

 

現役引退後はレディース卓球に尽力し、日本卓球協会レディース委員会委員長、日本卓球協会副会長、大阪卓球協会会長などを務め、その生涯を卓球に捧げた。

ご冥福をお祈りします。

 

2015年に取材した際の江口さん

 

 

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