チャンピオンたちのハイレベルなテクニックを解析する技術ページ「王者の技」。3月20日発売の卓球王国2023年5月号では1月の全日本で頂点に立った早田ひな（日本生命）の進化を、彼女を長く指導する石田大輔コーチに解説してもらった。
全日本では多彩な得点パターンを披露して女王の座に返り咲いた早田だが、石田コーチは「新しい技術が増えたわけではない」と語る。誌面で紹介しているプレー自体もフォアドライブやコースの打ち分け、ブロックなど、目新しいテクニックではない。一見するとシンプルなプレーなのだが、その細部に進化が現れているという。
はっきり言えば、感覚的な部分も多く、そのフィーリングを会得するのは簡単なことではないだろう。5月号の『早田ひな、強さの軌跡』でも触れているが、「とことん追求する」という早田の姿勢があってこそ、ようやく辿り着ける領域なのだ。
世界での金メダル獲得に向けて、プレーを「一度崩す」とも語った石田コーチ。より深みを増した早田のプレーをぜひチェックしてみてほしい。
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