●男子ダブルス決勝
樊振東/王楚欽(中国) −9、11、7、4 林鐘勳/張禹珍(韓国)
1ゲーム目を先取した韓国ペアは2ゲーム目をリードしながら終盤で中国ペアにゲームを奪われる。この2ゲーム目がすべてだった。そのゲームを落としたことで試合の流れは完全に中国ペアに傾いた。昨日の日本ペアのほうが樊振東/王楚欽を苦しめたのは疑いようもない。
樊振東/王楚欽は5月の世界選手権の優勝候補であり、来年のパリ五輪での団体で組むであろうペアとなった。
●女子シングルス準決勝
銭天一(中国) 7、−10、8、8、5 張瑞(中国)
孫穎莎(中国) 4、8、7、8 王曼昱(中国)
ベスト4を独占した中国。準決勝の第1試合は2018年世界ジュニアチャンピオンで23歳のサウスポー・銭天一と、フォア裏、バック表で今大会で好調の平野美宇を下した25歳の張瑞が対決。銭天一はしなるような柔らかいスイングのフォアドライブで張瑞のバックを徹底して攻めて3−1で勝利。明日の決勝に駒を進めた。
第2試合は「事実上の決勝」と見られた孫穎莎と王曼昱が激突。まばたきを惜しむほどの超高速ラリーが繰り広げられ、会場は大興奮。強打の連打でも体の軸が崩れない孫穎莎に対して、王曼昱は3回、4回とラリーが続くとバランスを崩すシーンが見られ、終わってみれば孫穎莎の圧勝となった。
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