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「インカレはめちゃめちゃアツい試合になるんじゃないか」前期日本リーグ優勝、愛工大・森本監督コメント

 吉村真晴・和弘兄弟を擁して初優勝を果たした2015年前期大会以来、通算2度目の日本リーグ制覇となった愛知工業大。多くの強豪社会人チームがいる中で、7戦全勝での優勝を森本耕平監督は「スゴいですよね」と語り、選手たちを讃えた。そして今週末には前回王者として挑む大学日本一決定戦・インカレが控えており、「めちゃめちゃアツい試合になるんじゃないか」と抱負を口にした。

愛知工業大・森本耕平監督

 

●「出るからには優勝と考えていたけど、7戦全勝はスゴいですね」

 7戦全勝なんてなかなかできることじゃないので、まず、うれしいですね。社会人からしたら学生は歳下なのでやりにくい部分があると思うし、こちらは思い切ってできる。社会人の方は負けられないプレッシャーもあるし、こっちは「行ってこい」で戦えるので、そこは気持ちの面、プレーの面で大きいと思います。(大会前は)簡単じゃないですけど、もちろん出るからには優勝と考えていました。でも、7戦全勝はスゴいですね。もうできないんじゃないですか(笑)。リーグ戦ではなかなかできることじゃないですね。

 曽根(翔)は最初のほうはラストに使っていたけど、1年生でラストというのはキツいかなと思っていました。でもリコーさん、シチズン時計さんとの試合でラストで勝ってくれた。どこからでも点が取れるのがウチの強みですし、木造(勇人)と田中(佑汰)を2点起用しているけど、彼らも負けることはある。それでも他の選手がカバーするという戦い方ができたことが今大会は良かったかなと思います。

曽根は6戦全勝の活躍で6年ぶりのVに貢献

 

●「インカレではシビれる試合ができたら良いですね」

 (第6、7戦はダブルスのみ出場の)木造は少し腰に痛みがあって、試合ができないわけじゃないですけど、インカレのこともあるので無理をさせるのはどうかなということでシングルスは横谷を起用しました。曽根も協和キリンさんとの試合で平野(友樹)と試合をしている時に気合いを入れすぎて右ひじが痛いと言っていたので、最後の試合も出さない方向で考えていたけど、本人が「やってみます」ということだったので出てもらいました。試合をやってダメだと感じたら棄権しても良いとは伝えましたけど、試合になればアドレナリンが出るので忘れてプレーしていたんじゃないかと思います。

 インカレももちろん目指すのは優勝ですけど、明治さんもご存知のとおり強いので、めちゃめちゃアツい試合になるんじゃないかと思います。卓球ファンの方も注目していると思うので、シビれる試合ができたら良いですね。今回の優勝は良い弾みになりましたけど、選手は選考会から試合が続いて体がボロボロだと思うので、そこは心配もあります。でも、そういう中でやらないといけない時もあるので、何とか良い準備をして臨みたいです。

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