明日よりスタートする全日本大学総合選手権(団体の部)、通称「インカレ」。昨年度は新型コロナウイルスの影響により中止となり、2年ぶりの開催となる。
●男子は愛工大と明治大が優勝戦線をリード
男子の優勝戦線をリードするのは前回王者の愛知工業大と王座奪還を目指す明治大。先日行われた前期日本リーグで優勝を果たした愛知工業大・森本耕平監督が「(明治とは)めちゃめちゃアツい試合になるんじゃないかと思います」と語れば、昨年の大会が中止になったことを受けて「愛工大さんとやりたかった。力的には互角だったと思っています」と明治大・高山幸信監督も口にするなど、両校とも意識し合う関係だ。
木造勇人、髙見真己、田中佑汰、曽根翔、横谷晟といった豪華メンバーが揃う愛知工業大に対し、明治大も宇田幸矢、戸上隼輔、宮川昌大、沼村斉弥、手塚崚馬と強者が揃う。両校の対戦が実現すれば近年まれに見るハイレベルな戦いとなるだろう。
他、専修大、中央大、早稲田大といった上位常連の関東勢も2強を追い、前回大会で55年ぶりの表彰台となる3位入賞を果たした関西学院大も意地を見せたいところ。
●本命不在の女子、愛工大はフレッシュなメンバーで連覇なるか?
女子は本命不在の混戦模様。前回大会で22年ぶりの優勝をつかんだ愛知工業大はフレッシュなメンバーで連覇を目指す。優勝時の主力だった松本静香、上田真実らが卒業し、今大会は岡田琴菜、大川真実、森廣伽衣と3人の1年生を中心とした戦いになりそうだ。
前回大会でサプライズの決勝進出を果たした東洋大は、岡崎日和ら当時のメンバーが全員残っており、今大会も上位進出が期待できる。関東勢では笹尾明日香、岩越帆香、黒野碧衣らに杉田陽南が加わった早稲田大、木村香純が大黒柱としてどっしり構え、出澤杏佳が加わった専修大、粒揃いのメンバーが揃う中央大に注目。
神戸松蔭女子学院大は先日の前期日本リーグ女子2部で全勝優勝。枝廣瞳と鶴岡菜月を軸に、1年の木塚陽菜がハツラツとしたプレーでチームを盛り上げ、初優勝を狙う。同じ関西勢では関西学院大、同志社大も上位進出を窺う。
【全試合をLabo Liveで配信予定】
大会は無観客での開催となるが、試合の模様はLabo Liveが全試合ライブ配信予定。ぜひ学生たちの熱戦を配信で応援してほしい。
■Labo Liveインカレ配信ページ
https://labolive.com/special/jsttf-intercollegiate-games-2021
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