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【PICK UP】バタフライ『張本智和 インナーフォース SUPER ALC』/「弾み」と「安定性」。 相反する性能が同居する 張本智和&美和 使用モデル

<卓球王国2024年12月号より>

「弾み」と「安定性」。
相反する性能が同居する
張本智和&美和 使用モデル

 (2024年)10月1日、バタフライから多くの新製品が登場した。中でも注目は、張本智和・美和兄妹がすでに使用している「選手モデル」のラケット、『張本智和インナーフォース SUPER ALC』だ。

 張本智和の名を冠したラケットはコンセプトの異なる3種類がすでにあるが、今回新たに加わった『張本智和インナーフォース SUPER ALC』は多くのトップ選手も使用する人気モデル『張本智和インナーフォース ALC』をベースに、「もっと威力を出したい」という張本自身の要望に応えるべく開発された。

 パワフルな弾みを持つ特殊素材「スーパーアリレートカーボン」を搭載したことで、インナー仕様でありながらも弾みの良さを確保。アウターラケットにはない「ボールをつかむ感覚」をギリギリまで残しながら、十分な弾みを持たせた「絶妙な1本」に仕上がっていると言えるだろう。

 実際に卓球王国のスタッフも試打をしてみたが、第一印象は思っていたより弾みは控えめ。打球感は少し硬めで、ドライブで攻めた時は直線的な弾道で鋭いボールが打てた。それでいて安定感があるのが好印象だった。

 また、表ソフトを貼って試打もしてみたが、コントロールと弾きのバランスが良く、ナックルも出しやすい。ドライブ主戦型だけでなく、より攻撃的なプレーを目指す異質型の選手にもオススメできそうだ。シリーズ全体の特徴である「やや大きめのブレードサイズ」により、相手の打球に押されにくく、打球の威力も出しやすい。

 ブレードが大きいことで気になるラケット重量は、何度も調整を重ね、「より多くのプレーヤーが扱える重量」に設計されている。ラバーの重さをさほど気にせず使える点も、うれしいポイントだろう。

 価格は25300円。安価ではないが、「日本のエースが認めた」性能を備えたラケットとなれば妥当なのかもしれない。

 張本智和のこだわりが詰まった1本。「安定」という殻を破り、さらなる進化を求める選手に相応(ふさわ)しいラケットだ。

スーパーアリレートカーボンを添芯の内側に配置するインナーファイバー®仕様

バタフライ
張本智和 インナーフォース
SUPER ALC

●攻撃用ラケット ●¥25,300円(税込)
●木材5枚+スーパーアリレートカーボン2枚
●グリップ:FL・ST・AN・中国式ペン
●ブレード:158×152㎜ ●板厚:5.9㎜
●平均重量:87g
㈱タマス お客様サポートセンター:0120・600・731
https://www.butterfly.co.jp/

photo >> Yoshinori Eto
text >> En Nagao

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