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【PICK UP】スティガ/ ミートで響く爽快な「打球音」、一度打てば、やみつきに。

<卓球王国2025年4月号より>

ミートで響く爽快な「打球音(サウンド)」
一度打てば、やみつきに。

 スティガの裏ソフトラバーといえば、ドイツ製の『DNA』シリーズが注目されがちだが、「ミート打ちのしやすさ」がウリの『マントラ』シリーズも隠れたヒット商品だ。

 そもそも「マントラ」とは、インドに古くから伝わる心を整える言葉のこと。ラバーに置き換えるなら、「心地良い打球感と打球音」がそれに当たるのかもしれない。

 2024年4月にシリーズに加わった『マントラ サウンド』(以下『サウンド』)は、その名があらわすように「打球音」にこだわって開発されたラバーだ。

 『サウンド』は、シリーズの中で最も軟らかいスポンジ硬度「42」を採用。これにより、ボールが食い込みやすく、コントロール性能に優れており、適度なテンションによる弾みも兼ね備えている。

 筆者もマイラケットのバック面に同ラバーの特厚を貼って実際に試打してみた。

 まず、最初に驚いたのは、その軽さだ。ラバーの個体差も多少はあるだろうが、私の場合は総重量で10gほど軽くなった。軽いがしっかりと弾みもあり、連打しても疲れにくい。

 また、ミート系の技術を試したところ、『サウンド』という名にふさわしい「カーン、カーン」という高く爽快な打球音が響きわたった。その音があまりに気持ち良く、どんなボールでもつい強打してしまうほど、「やみつき」になる。卓球を始めたばかりの頃に味わった「打球の楽しさ」を思い出させてくれる。

 個人的には、バック面で使用した時のブロックが特にやりやすく、相手の力強い打球を軟らかいスポンジが包み込み、何本でも返球できる安心感があった。

 「簡単に回転をかけられるだけでなく、とても軽いので、スイングをしっかり学びたいユーザーに特にオススメ」とスティガ・スポーツ・ジャパンの吉岡秀幸さんは語る。

 高性能かつ高価格の裏ソフトラバーが増える中、扱いやすく、税込5千円以下で購入できる『サウンド』は、多くのユーザーにとって手に取りやすい。

 軽さ、コントロール性能、そして「クセになる」サウンドと爽快感。ひとつでも気になる要素があれば、ぜひ一度試してみてほしい一枚だ。

42度の軟らかいスポンジが、軽さと食い込みの良さを実現させた

STIGA
マントラ サウンド

●テンション系裏ソフトラバー
●¥4,840(税込)
●厚さ:特厚・厚・中厚
●スポンジ硬度:42度
●スティガ・スポーツ・ジャパン㈱ :03・5604・9395
https://stigasports.jp/

 

photo >> Yoshinori Eto
text >> En Nagao

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