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【PICK UP】XIOM/ 打てば驚愕のモンスターラバー。 こんな二面性なら大歓迎だ

<卓球王国2025年4月号より>

打てば驚愕のモンスターラバー。
こんな二面性なら大歓迎だ

 

 南米の雄(ゆう)、世界ランキング6位(2月4日現在)のカルデラノ(ブラジル)がフォア・バックの両面に使用する、XIOMの微粘着テンション裏ソフト『ジキル&ハイドC55・0』(以下『C55・0』)。

 『C』は「CHINA=中国」を表し、中国選手が愛用する中国製粘着ラバーを超える回転量と威力を目指した。

 トップ選手や卓球専門店スタッフによる試打でも、性能に太鼓判を押す声が多かった『C55・0』。さらにこの1月、スポンジ硬度を2・5度ずつ変えた『C57・5』と『C52・5』も発売され、3種類のラインナップが揃った。

 今回紹介するのは最もスポンジが軟らかい『C52・5』。早速試打してみて、改めてこのシリーズの性能に驚かされた。台上プレーやループドライブでの回転力と、一撃のパワードライブのスピード。両立が難しいふたつの力を備えた「二面性」が売りのラバーだが、看板に偽りはない。人間の二面性をテーマにした小説から名付けられた『ジキル&ハイド』という名前に少々胡散臭い(失礼)イメージを抱いていた筆者だが、初めて「ストン」と腑に落ちたような気がした。

 最も印象的だったのは、ツッツキに対してドライブを打ち、相手のブロックをドライブで攻めた時だ。多くの卓球人を悩ませる「対下回転→対上回転」の技術の連係が、驚くほどスムーズにこなせる。回転をかける技術ではしっかり台に収まるのに、ドライブでのラリーでも球離れの遅さやスピード不足を感じさせない。

 ラケットとバック面のラバーを揃え、『C52・5』と『C55・0』の試打比較も行った。対下回転の攻撃では『C55・0』のほうが威力が出るが、台から下がっての打ち合いや技術全体の安定性は『C52・5』のほうが上か。硬度の差が小さいのでそれほど大きな性能差は感じないが、もともと『C55・0』も使いこなすにはかなりのパワーが必要となるだけに、より安定性を求めるなら『C52・5』がベターだろう。

 難解なシリーズ展開や高価格など、ユーザーとしては手を出しにくい印象もある『ジキル&ハイド』シリーズ。しかし、『C52・5』を実際に使ってみれば、きっと多くの人が新鮮な驚きを覚えるだろう。こんなうれしい「二面性」なら、大いに歓迎したい。

 

トップシートはやや粘着があり、粒形状も太くて低い。強い回転を生み出しながら、球離れもそれほど遅くないのが特徴だ

XIOM
ジキル&ハイドC52.5

●微粘着テンション裏ソフトラバー
●¥11,000(税込)
●厚さ:MAX・2.1㎜ ●スポンジ硬度:52.5度
●㈱卓永:03・6206・0995
https://xiom.jp/

photo >> Yoshinori Eto
text >> Taro Yanagisawa

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