大会第3日目を迎えた第56回全国中学校卓球大会。団体戦では第2ステージの1〜2回戦が行われ、8月24日の大会最終日の準決勝に駒を進める4チームが決定した。
男子団体戦は、戦前の予想どおり、1回戦の愛工大名電(愛知)対城南(石川)が大激闘となった。城南はトップでエースの平塚が勝ち、2番の伊藤もゲームオール10-7とマッチポイントを握っていたが、痛恨の逆転負け。それでもダブルスを取り、2ー1で後半戦を迎えたものの、4番の日下部、5番の日高がいずれもフルゲームの接戦を落とし、無念の敗退となった。逆に、愛工大名電は驚異的な粘り腰。劣勢に追い込まれてから各選手のプレーのギアが上がるその様子には、さすが伝統校と感服させられた。
【男子団体戦・第2ステージ1回戦】
〈愛工大名電 3-2 城南〉
高森 -6、12、-9、-8 平塚◯
◯山崎 -6、5、5、-7、10 伊藤
丹波/原澤 -11、-7、9、-9 角田/和泉◯
◯浅里 6、-12、4、-4、2 日下部
◯立川 8、-9、-7、8、7 日高
城南のエース・平塚(手前)はほとばしる気迫でチームに先制点をもたらした
ゲームオール7-10からの逆転で2番の試合を取り返した愛工大名電の山崎(左)。この1点がかなり大きかった
ラストは愛工大名電の立川(奥)が城南の日高に競り勝って勝負を決めた
上宮学園(大阪) 3-0 浜松修学舎(静岡)
野田学園(山口) 3-0 札幌陵北(北海道)
明徳義塾(高知) 3-1 足立学園(東京)
出雲北陵(島根) 3-0 八戸卓球アカ(青森)
続く準々決勝はクロスゲームが続出。各チーム、最終日への勝ち残りと頂点に向けての執念を見せ、会場は大いに盛り上がった。
【男子団体戦・第2ステージ2回戦=準々決勝】
〈上宮学園 3-2 松徳学院(島根)〉
◯劉 3、5、10 川村
◯吉田 -7、9、9、-9、7 杉谷
宮村/平野 -6、7、-10、-7 世古/栗田◯
前田 -7、5、-7、-5 吉川◯
◯北端 5、4、7 三田
〈野田学園 3-1 明徳義塾〉
木方 3、-10、-8、-10 栁本◯
◯榎本 6、9、5 伏屋
◯小路/齊藤 4、-10、-4、9、6 齋木/今福
◯大野 -4、9、8、7 岡村
〈愛工大名電 3-1 実践学園〉
◯高森 6、-12、3、-9、8 三宅
◯立川 7、5、-9、6 宮澤一
丹羽/原澤 -10、-5、-8 椎名/福永◯
◯松原 -7、-11、-8 亀崎
〈中間東(福岡) 3-0 出雲北陵〉
◯𠮷田 -6、9、-7、8、4 岡本
◯横田 7、4、-8、6 今福
◯井置/吉田 4、6、-9、7 中司/住田
松徳学院戦のラストで見事な火消しを演じた上宮の北端(手前)
安定感のある野田学園の左腕・榎本は準決勝以降でもチームの鍵を握る
左腕の中国式ペン・高森は愛工大名電の切り込み隊長として活躍
出雲北陵戦2番で軽快なプレーを見せて勝利した中間東の横田
8月24日、大会最終日に行われる準決勝の組み合わせは以下のとおり。
【男子団体戦・準決勝】
上宮学園 – 野田学園
愛工大名電 – 中間東
ツイート