東京・エスフォルタアリーナ八王子で行われていた第43回ロートカップ全国ホープス卓球大会は全日程が終了。男子はTTS OHANA Aが優勝を果たした。
【男子】
●準々決勝
グランスター(愛知) 3-2 YOYO TAKKYU(東京)
TTS OHANA A(埼玉) 3-1 フェニックス卓球クラブ(福井)
天王山卓球場(京都) 3-2 STライトニング(富山)
松生TTC(三重) 3-2 福岡大野城卓球アカデミー(福岡)
●準決勝
TTS OHANA A 3-1 グランスター
松生TTC 3-2 天王山卓球場
●決勝
〈TTS OHANA A 3-0 松生TTC〉
○倉林 3-1 大嶽
○權太 3-2 デッラスポレティーナ
○權太/上原 3-1 大嶽/山南
なんと予選リーグの再戦となった男子決勝は、予選リーグで3-2で勝利していたTTS OHANA Aが再び松生TTCに勝利し、初の栄冠。男女通じて埼玉県勢初の全国ホープス優勝を果たした。
TTS OHANA Aは1番でエース起用の倉林が勝利。続く2番には予選リーグの対戦時にラストで勝利した權太を起用。フルゲームジュースまでもつれ、両者マッチポイントを握り合う中で權太が松生TTCのエース・デッラスポレティーナを破って優勝に王手をかけると、そのままダブルスも押し切って優勝を決めた。
チーム創設から5年計画で優勝を狙ってきたというTTS OHANA A・小野監督。絶対的なエースは不在だが、粒ぞろいの戦力で接戦の連続を勝ち抜いて頂点に立った。
優勝:TTS OHANA A
チームを引っ張ったエースの倉林
權太は決勝での前半起用に応える大きな勝利
ダブルスも接戦を制して優勝を決めた
松生TTCは2016年大会以来の決勝進出を果たしたが、再びTTS OHANA Aに敗れて2度目の準優勝。しかし、予選リーグ2位からの決勝進出は見事な成績だろう。
福岡大野城卓球アカデミーとの準々決勝では5番で山南が最終ゲーム7-10から逆転勝利。山南は続く天王山卓球場との準決勝ラストでもフルゲームで勝利をあげてチームを決勝へと導いた。こちらも飛び抜けたエースは不在だが、勝負強さが光った。大嶽以外は5年生以下だけに来年こそは念願の初優勝をつかみたい。
準優勝:松生TTC
山南が準々決勝、準決勝と2試合続けてラストでフルゲームで勝利
ガッツ満点のプレーを見せたデッラスポレティーナだが、決勝はあと1点が奪えず
チーム唯一の6年生・大嶽も倉林に食らいついた
連覇を狙ったグランスターは残念ながら3位。TTS OHANA Aとの準決勝は前半を1-1で終え、ダブルス、4番が同時進行で行われたがダブルスがゲームカウント2-1の4ゲーム目終盤までリードしながら逆転負け、4番では富田が倉林とのエース対決にフルゲームで敗戦と接戦をものにできなかった。
天王山卓球場はエースの森田大が準決勝でも2点取りの活躍を見せ、準々決勝ラストで白星の前田についないだが山南にフルゲームで敗れた。しかし、全国ホープスで初の入賞を果たした。
3位:グランスター
エースの富田は準決勝で悔しい敗戦
3位:天王山卓球場
松生TTCにもあと一歩まで迫った
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