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<卓球王国2025年8月号より>
世界選手権で男子シングルス準優勝、男子ダブルス優勝という実績を持つマティアス・ファルク(スウェーデン)監修モデルとして、日本でも発売が始まった『ファルク』シリーズ。本人使用モデルの『ファルクカーボン』と同時にリリースされたのが、7枚合板の『ファルクW7』だ。
中・上級者向けの『ファルクカーボン』に対し、『ファルクW7』はより幅広い層に向けたモデルとして開発。7枚合板としては個性的な合板構成が採用されている。
一般的に7枚合板は中芯が薄めのものが多いが、『ファルクW7』は中芯を厚く設計。その上に薄めの木材を重ねた設計は、特殊素材モデルに近く、中芯の隣の赤く染色された硬めの木材が、特殊素材のような役割を果たしている。
厚い中芯と染色木材が爽快な弾きとスピード、飛距離をもたらし、さらに木材らしい安定感もあり。ヤサカによると5枚合板からのステップアップや、弾む7枚合板を求める選手にオススメで、「もう少し安定感がほしい」という特殊素材ラケットユーザーにもマッチするそうだ。フォア面表ソフトのファルク監修だけに、表ソフトとの相性も良い。
木材加工に定評のあるスウェーデン製だけあって、仕上がりも確か。スウェーデン国旗を連想させるカラーリングとデザインのグリップも主張しすぎておらず、洗練された雰囲気を醸す。
ちなみにスウェーデン語で「ハヤブサ」を表す「Falk」の発音は、北欧のハードヒッター「Falck」と同じ「ファルク」。ブレードに刻まれたハヤブサの如きスピードボールが、相手コートに襲いかかる。

7枚合板には珍しい中芯が厚い設計。板厚は6.4㎜で弾みだけでなく、操作性も考慮している
●攻撃用ラケット ●¥8,800(税込) ●木材7枚
●グリップ:FL・ST ●板厚:6.4㎜
●㈱ヤサカ:03・3634・5158
https://www.yasakajp.com/
photo >> Yoshinori
Eto text >> Takazumi Asano
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