11月4日よりドイツ・フランクフルトで開催中の『WTTチャンピオンズ フランクフルト2025』は8日、男女シングルス準々決勝が行われ、日本勢で勝ち残っていた4選手が登場した。
〈男子シングルス〉●準々決勝
李尚洙(韓国) 9、6、-4、-13、4、7 ゴーズィ(フランス)
チウ・ダン(ドイツ) 8、-6、8、17、5 シェルベリ(スウェーデン)
リンド(デンマーク) 7、10、6、-3、-12、7 F.ルブラン(フランス)
松島輝空 9、8、7、4 オフチャロフ(ドイツ)
男子シングルスでは、日本男子で唯一ベスト8に進出した松島輝空(木下グループ)が、張本智和(トヨタ自動車)を下して勝ち上がったオフチャロフ(ドイツ)と対戦した。
接戦も予想されたが、ゲーム終盤まで競り合った1・2ゲーム目をものにして試合の主導権を握ると、試合後半はレシーブ・3球目から積極的に攻め、相手の戦意を喪失させるような豪快なフォアドライブを打ち抜き、2ゲーム連取。圧巻の試合運びで準決勝に勝ち進んだ。松島は準決勝で、F.ルブラン(フランス)を破ったリンド(デンマーク)との左腕対決に挑む。男子シングルス準決勝の対戦カードは以下のとおり(※すべて日本時間)。
●準決勝
21:30〜 リンド vs. 松島輝空
22:15〜 李尚洙 vs. チウ・ダン
●決勝 26:00〜

得意の豪打でオフチャロフを完封した松島。「オフチャロフは張本選手が負けた相手。日本勢としてリベンジできて良かった」と試合後にコメント
〈女子シングルス〉●準々決勝
張本美和 8、-6、9、3、4 ゴーダ(エジプト)
申裕斌(韓国) 9、4、5、4 サマラ(ルーマニア)
早田ひな 8、5、-10、9、7 A.ディアス(プエルトリコ)
伊藤美誠 3、5、6、7 ハン・イン(ドイツ)
女子シングルスでは、日本勢で準々決勝に勝ち進んでいた早田ひな(日本生命)、伊藤美誠(スターツ)、張本美和(木下グループ)の3選手全員が勝利し、4強入りを決めた。
早田は、A.ディアス(プエルトリコ)に粘り強いラリーで食い下がられる場面もあったが、勝負どころを確実に取り切った。張本美はゴーダ(エジプト)との同世代対決に4-1で勝利。勝負どころとなったゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目を7-9から逆転でものにし、流れを完全に引き寄せた。

A.ディアスのフォアサイドを厳しく突いて得点を重ねた早田

回転量のある正確なドライブで主導権を握った張本
伊藤は、カットのハン・イン(ドイツ)に対し、得意の速攻で反撃の隙を与えずストレートで勝利。強打で相手を下げさせてから、2バウンドのツッツキでノータッチを奪うなど、持ち味の速攻と巧みな変化で圧倒した。

完璧なカット打ちを見せた伊藤
準決勝では、早田vs.伊藤の日本対決、張本は申裕斌(韓国)と対戦する。女子シングルス準決勝の対戦カードは以下のとおり(※すべて日本時間)。
●準決勝
20:00〜 張本美和 vs. 申裕斌
20:45〜 早田 ひな vs. 伊藤美誠
●決勝 25:00〜
写真提供:WTT
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