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標高1500メートルの高地で開催中のWTTスターコンテンダー蘭州。張本智和・美和兄妹、木原美悠が準々決勝へ

10月2~8日にかけて中国甘粛省蘭州市で開催中のWTTスターコンテンダー 蘭州。普段の試合とは違い、試合中に鼻血を出す選手やタイムアウト中に酸素吸入を行う選手も見受けられた。

蘭州は、中国の内陸に位置し、標高1500メートルという高地で乾燥しているため、コンディションに影響を及ぼしていると思われる。

 

さて、昨日(6日)は、男女シングルス3回戦と、男女ダブルス、混合ダブルスの準決勝が行われ、男子シングルスでは、吉山僚一(日本大)、張本智和(智和企画)が登場。吉山はマ・ジンバオ(アメリカ)にフルゲームの末敗れ、惜しくも3回戦敗退となった。

一方張本は、梁儼苧(中国)を3-1で下し、日本男子勢唯一のベスト8入り。本日16:15〜(日本時間)より行われる準々決勝で、張本は林高遠(中国)と対戦する。

準々決勝へ勝ち進んだ張本智和

吉山はマ・ジンバオに一歩及ばず3回戦で敗退

女子シングルスでは、木原美悠(木下グループ)が王芸迪(中国)をストレートで破る金星。張本美和(木下アカデミー)も、韓国の若きエース・申裕斌(韓国)に勝利し、兄・智和とともに準々決勝進出を決めた。

本日行われる準々決勝では、木原が15:40〜(日本時間)より陳幸同(中国)、張本が20:10〜(日本時間)より世界女王の孫穎莎(中国)と対戦する。

王芸迪を会心のプレーで下した木原

準々決勝に勝ち進んだ張本美和

混合ダブルスでは、張本/早田が準決勝で林鐘勲/申裕斌(韓国)との激闘を制して決勝進出。ゲームカウント2-0リードから2-2に追いつかれ、迎えた最終ゲームでも8-3と大きくリードしながら8-9と逆転されるなど苦しい展開が続いたが、最後の最後で張本の攻めが光り、3点連取で逃げ切った。

本日21:20〜(日本時間)より行われる決勝では、昨日世界王者ペアの王楚欽/孫穎莎(中国)との同士討ちを制して勝ち上がった林詩棟/蒯曼と対戦する。

 

写真提供:WTT

★WTTスターコンテンダー蘭州 記録
〈男子シングルス〉●3回戦
マ・ジンバオ(アメリカ) -7、8、6、-4、6 吉山僚一
張本智和 9、-10、6、1 梁儼苧(中国)

〈女子シングルス〉●3回戦
張本美和 -4、4、5、9 申裕斌(韓国)
木原美悠 7、7、4 王芸迪(中国)

〈混合ダブルス〉●準決勝
林詩棟/蒯曼(中国) 6、-8、-7、10、9 王楚欽/孫穎莎(中国)
張本智和/早田ひな 8、12、-5、-4、9 林鐘勲/申裕斌(韓国)

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