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日本勢、シングルスはベスト8で終戦。混合複で張本/早田が準優勝 WTTスターコンテンダー蘭州

10月2~8日にかけて中国甘粛省・蘭州で開催中のWTTスターコンテンダー 蘭州。昨日(7日)、男女シングルスの準々決勝と男女ダブルス、混合ダブルスの決勝が行われた。

男子シングルスでは、日本男子勢で唯一勝ち残っていた張本智和(智和企画)が林高遠(中国)に敗れ、惜しくも準々決勝敗退。ゲームカウント1-1で迎えた3ゲーム目を15-17で落とし、4ゲーム目は9-7とリードを奪うも勝ちきれず。

日本男子勢最後の砦となった張本だが、準々決勝敗退となった

女子シングルスでは、張本美和(木下アカデミー)と木原美悠(木下グループ)が準々決勝に登場。

張本は、現世界女王の孫穎莎(中国)と初の対戦。威力ある両ハンドで得点を重ね、2ゲーム目は9-7とリード。3ゲーム目も、10-8で先にゲームポイントを奪うなど、勝機は十分にあった張本だが、冷静さを欠かなかった孫穎莎がバッククロスの打ち合いでも安定した強さを見せ、0-3で敗戦となった。

世界1位の実力を見せた孫穎莎

善戦した張本美和。敗戦を糧に、さらなる成長を誓う

木原は、陳幸同(中国)とフルゲームにもつれる大接戦を展開するも、惜敗。敗れはしたが、3回戦では得意のバック強打が光り、世界ランキング4位の王芸迪(中国)をストレートで破るなど、確かな成長を証明する大会となった。

今大会、目覚ましい活躍を見せた木原

混合ダブルスでは、張本/早田ひな(日本生命)が林詩棟/蒯曼(中国)に決勝で敗れ、準優勝。決勝は、コートを広く使った激しいラリーの応酬が続き、最終ゲームにもつれる大接戦となった。

最終ゲームでは、中盤で8-4と大きくリードした張本/早田。リードを保ち、10-9、11-10と2度のマッチポイントを握ったが、林詩棟/蒯曼も冷静な対応で追い上げを見せ、最後は逆転を許し、優勝にあと一歩届かなかった。

張本(右)/早田は何度もリードを奪ったが、あと一点が遠かった

準決勝で世界優勝ペアを退けて勝ち上がった林詩棟(右)/蒯曼。地元開催のプレッシャーを跳ね除け、逆転勝利で優勝をつかんだ

 

写真提供:WTT

★WTTスターコンテンダー蘭州 記録
〈男子シングルス〉●準々決勝
F.ルブラン(フランス) -10、6、5、-10、7 マ・ジンバオ(アメリカ)
馬龍(中国) 6、8、-9、8 梁靖崑(中国)
林高遠(中国) 8、-8、15、9 張本智和
王楚欽(中国)-9、10、6、-9、0 周啓豪(中国)

〈女子シングルス〉●準々決勝
孫穎莎(中国) 7、9、10 張本美和
王曼昱(中国) 5、10、7 劉煒珊(中国)
陳幸同(中国) -9、2、4、-5、6 木原美悠
陳夢(中国) 4、9、5 銭天一(中国)

〈男子ダブルス〉●準決勝
徐瑛彬/林詩棟(中国) -7、11、1、-9、6 林鐘勲/安宰賢(韓国)
A.ルブラン/F.ルブラン(フランス) 6、13、-8、9 趙勝敏/李尚洙(韓国)
●決勝
A.ルブラン/F.ルブラン 2、-12、6、-9、8 徐瑛彬/林詩棟

〈女子ダブルス〉●準決勝
申裕斌/田志希(韓国) 6、5、4 杜凱琹/朱成竹(香港)
王曼昱/陳夢(中国) 3、7、2 朱芊曦/崔孝珠(韓国)
●決勝
王曼昱/陳夢 W/L 申裕斌/田志希

〈混合ダブルス〉●決勝
張本智和/早田ひな 7、-9、7、-10、-11 林詩棟/蒯曼(中国)

 

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