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「前回を上回る結果を届けたい」。世界卓球釜山大会の代表選手たちによる記者会見が開催

世界選手権釜山大会日本代表は、東京・北区にある味の素ナショナルトレーニングセンターでの公開練習に続き、午後から日本選手団記者会見に出席した。

会見の冒頭では男女両監督から意気込みが語られた。

●田勢邦史監督コメント

「今大会の男子のメンバーについては、現時点での最強のメンバーだと感じています。今大会、男子はベスト8シードということで厳しい戦いになるかと予想していますが、その中でも目標は2大会連続のメダル獲得。そして前回大会では中国に2-3で敗れています。その成績を上回るような結果、内容を皆さんにお届けしたいと考えています。頑張っていきます」

田勢邦史監督

●渡辺武弘監督コメント

「女子については、今回の5人は日本最強のメンバーが揃ったと思っています。世界選手権は非常に歴史のある大会で、ぜひこの大会で良い成績を収めて、皆さんに良い報告ができるようにしたいと思っています。選手も昨日から合宿を始め、来週の大会にはピークを持っていけるように調整している段階です。前回は決勝で中国に敗れましたが、今回は金メダルを目指して頑張ります。その前にベスト8に確実に入って、五輪の団体戦の出場権を獲得することが一つの目標でもあります。これを確実にクリアして、勢いを持って決勝に進んで中国と対戦したいと思っています。ぜひご声援のほどよろしくお願いいたします」

渡辺武弘監督

 

その後、大会への意気込みに加え、「応援してくれる人たちにどんな姿を見せたいか」という質問に選手10名がそれぞれ回答。昨年の世界選手権ダーバン大会は怪我の影響で出場辞退となり、今回が初めての世界選手権となる篠塚大登(愛知工業大)は「クールなイメージとよく言われますが、今大会では気迫のあるプレーをして熱い『しのぴ』を見てほしい」、昨年はいきなりの「元気ですか!」で会見を沸かせた戸上隼輔(明治大)は「技術面では両ハンドドライブ。他は、闘魂を見せたいです…」と遠慮気味に語り会場の笑いを誘った。

パリ五輪代表候補にも選ばれた篠塚。才能あふれる左腕は釜山で熱いプレーを見せる

戸上の闘魂発言に、選手たちも笑顔

 

また、日本女子のエースとして期待がかかる早田ひな(日本生命)は「最年長、そしてエースとして自分の役割を全うできるように頑張りたい」と意気込み。「どんな姿を見せたいか」という質問に対しては、「私の場合は逆転勝ちが多く、世間からは『逆転の早田』と言われています。過去には3-10から挽回したこともある。「早田が負けそうだな」と思ってもテレビを消さずに、最後まで応援してくれるとうれしいです」と語った。

昨年のダーバン大会では王 芸迪(中国)にフルゲーム8-10から逆転で勝利し、銅メダルを獲得した早田。今大会でも「逆転の早田」を見せることができるか

世界選手権釜山大会は16日に開幕。男子はナイジェリア、女子はルクセンブルクが初戦の相手となる。

記者会見には2大会連続の応援サポーターとなる日向坂46のメンバーも駆けつけた

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