4月15~21日にかけて、中国・マカオで開催中の『ITTF男女ワールドカップ』。昨日(19日)男女準々決勝が行われ、男女ともにベスト4が出そろった。
〈男子シングルス〉●準決勝
19:50〜 王楚欽(中国) vs. 馬龍(中国)
21: 30〜 張本智和 vs. 林高遠(中国)
〈女子シングルス〉●準決勝
19:00〜 張本美和 vs. 王曼昱(中国)
20:40〜 孫穎莎(中国) vs. 陳夢(中国)
日本勢で勝ち残っていた張本智和(智和企画)、張本美和(木下グループ)がそれぞれシェルベリ(スウェーデン)、A.ディアス(プエルトリコ)に勝利し、兄妹そろってベスト4入りを果たした。
張本智和は、1回戦で梁靖崑(中国)を破り、勢いに乗っていたシェルベリ(スウェーデン)を撃破。シェルベリの力強いドライブと鋭いコース取りに押される展開が続き、各ゲームが一進一退の接戦となったが、勝負どころで確実に得点を重ね、ゲームカウント4-2で勝利を収めた。
張本美和は前回の対戦で敗れているA.ディアスにリベンジ。穴のない両ハンドで、A.ディアスのパワフルな攻撃にも柔軟に対応し、フォアサイドへの連続攻撃にも動じず、終始冷静な試合運びを見せて準決勝進出を決めた。
本日行われる準決勝では、張本智和が世界王者の樊振東(中国)を退けて勝ち上がった林高遠(中国)、張本美和は、早田ひな(日本生命)を下した王曼昱(中国)と対戦する。
また、昨日の準々決勝には戸上隼輔(井村屋グループ)、平野美宇(木下グループ)、早田ひなが登場。戸上は五輪王者の馬龍(中国)にゲームカウント2−1とリードを奪い善戦するも、2-4で敗れてベスト8で終戦。表彰台に一歩届かなかったが、チウ・ダン(ドイツ)、O.アサール(エジプト)など、実力者を連破しての8強進出と、五輪前に自信を深める大会となった。
早田は王曼昱と激しいラリー戦を展開したが、常に早田より一本多く返した王曼昱がゲームカウント4-1で試合を制した。平野は陳夢とのラリー戦で主導権を握れず、ストレートで敗戦。3ゲーム目は9-6とリードを奪ったが、チャンスを活かしきれず、準々決勝敗退となった。
なお、準々決勝の記録は下記のとおり
〈男子シングルス〉●準々決勝
王楚欽(中国) 6、4、2、−9、5 張禹珍(韓国)
馬龍(中国)-5、5、-7、7、3、3 戸上隼輔
張本智和 -9、7、-9、9、9、4 シェルベリ(スウェーデン)
林高遠(中国) 7、-6、7、-6、10、7 樊振東(中国)
〈女子シングルス〉●準々決勝
孫穎莎(中国)5、2、-9、7、-10、5 鄭怡静(チャイニーズタイペイ)
陳夢(中国) 5、8、9、6 平野美宇
張本美和 3、7、2、-8、8 A.ディアス(プエルトリコ)
王曼昱(中国) 8、7、-8、6、8 早田ひな
写真提供:ITTF
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