トピックス
2022年3月26〜27日に愛媛県武道館で開催された「第23回全国中学選抜卓球大会」。男女とも48校ずつ（各都道府県代表＋地元愛媛県1校）による団体戦で、3校総当りの第1ステージの後、それぞれの順位トーナメントが行われる。今回は第2ステージの1位トーナメント準決勝・決勝のみ5ゲームズマッチ、他の試合は3ゲームズマッチで行われた。
男子は愛工大名電が2連覇を達成。準決勝・中間東戦では、トップでエース吉山が面田に2ゲーム先取される苦しい展開も、なんとか勝利。3番ダブルスも奪われるなど苦戦が続いたが、3−1で勝利して決勝に進出。一方、野田学園は、準々決勝で明徳義塾に快勝して勢いに乗る浜松修学舎に対し、点数は競りながらも3−0で勝利して決勝へ。本命対決となった決勝は接戦も予想されたが、愛工大名電がトップで吉山が快勝すると、ゲームを失うことなくストレートの完勝で、大会2連覇を決めた。「前半でうちに有利なオーダーで、その前半で2−0となったので、ダブルスも思い切ってやれた。勝ってしまった、という感覚です（笑）。今大会は、他校の監督とも話をする中で、皆で協力して日本のジュニアのレベルを上げていかなければならないという認識で一致しました。夏まで鍛えないといけないですね」（真田監督）。
●男子準決勝
愛工大名電 3−1 中間東
野田学園 3−0 浜松修学舎
●男子決勝
愛工大名電 3−0 野田学園
○吉山 4、6、6 渡辺
○持田 6、8、9 由本
○橋本・佐々木 9、9、9 大坪・日野
日高 木村
杉浦 岡本
女子は貝塚第二が3連覇を達成。一般生の2人がダブルスで出場し、ジュニアアシスト卓球アカデミー所属の4人がシングルスで3点を取るという戦い。準決勝・横浜隼人戦ではトップでカットの樋浦がエース・島村に敗れてのスタートとなり、プレッシャーがかかったが、3−2で勝利。決勝では、明徳義塾に快勝して決勝に進んだ山陽学園との対戦となったが、2番のエース対決で竹谷が面手に思い切った攻撃で値千金の勝利。樋浦も競り勝って前半2点を奪ったことで一気に流れを掴み、4番で吉本がきっちりと優勝を決めた。「一般生もいるメンバーということで、予選からプレッシャーはあったが、ツインエースの竹谷と吉本を軸に樋浦と倉嶋で3点を取ることができた。決勝のオーダーは悩んだけど、面手選手を相手に逃げないオーダーを選び、選手たちも向かっていく気持ちになってくれた」（皆川監督）
●女子準決勝
貝塚第二 3−2 横浜隼人
山陽学園 3−0 明徳義塾
●女子決勝
貝塚第二 3−1 山陽学園
樋浦 11、8、-8、8 樋口○
○竹谷 7、8、-11、9 面手
若林・中屋敷 -0、-0、-2 齋木・高取○
○吉本 7、5、6 山村
倉嶋 − 近藤
ツイート
