カザフスタンの首都、アスタナ開催されている第27回アジア選手権の女子団体決勝で日本が中国を3-1で下して優勝を飾った。アジア選手権の女子団体で日本が中国を破って優勝したのは1974年横浜大会以来、実に50年ぶり。歴史的な快挙となった。
●アジア選手権女子団体決勝
日本 3−1 中国
◯張本美和 -7、7、6、-8、9 王芸迪
伊藤美誠 -10、-6、-5 孫穎莎◯
◯平野美宇 9、-10、10、4 陳幸同
◯張本美和 -9、-6、8、7、6 孫穎莎
伊藤美誠 ――― 王芸迪
日本はトップで張本が王芸迪に競り勝って先取点を奪うと、続く伊藤が孫穎莎に敗れて1-1のタイに。日本が勝つためには3番の勝利が絶対条件になる中で、平野が躍動。陳幸同との激しいラリーの応酬を制し、最後は一方的な展開で勝利。2月の世界卓球釜山大会決勝に続いて3番で中国選手(この時の相手は王芸迪)を撃破した。
2-1リードで迎えた4番。張本は孫穎莎の攻撃に押されて0-2と後がなくなったが、3ゲーム目の競り合いを奪うと形勢が逆転。チキータやストレートへの攻撃を積極的に使い、7度目の対戦でついに孫穎莎から金星をあげた。
50年間も打ち破ることができなかった決勝という舞台での中国の高い壁。16歳の張本を中心に、黄金世代と言われる平野、伊藤美誠、早田ひなの同級生がともに表彰台に立ち、最高の笑顔を見せた。
※写真はチャイナスマッシュから
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