卓球に熱く燃える男女の激闘が繰り広げられた全日本卓球選手権マスターズの部の初日。
初日のクライマックスは、男子ハイセブンティ(75歳以上)の準々決勝だった。第1シードの勝英雄(奈良・清友クラブ奈良)とノーシードの木内忠男(埼玉・チームTAISHO)との試合だった。
マスターズの顔とも言える表ソフトの使い手、勝は両面裏ソフトのカットの木内とスタートから激しいラリーの応酬を展開。リードしていた2ゲーム目を落としたのが痛かった。しかし0−2から2−2まで追いつき、最終ゲームも一進一退。9−10から2本連取し、11−10とマッチポイントを奪い返したが、最後は木内のカットを打ちあぐみ、優勝候補の勝が敗れた。
迫真のラリーと、巧みなテクニックに会場も沸いた。
また昨年3位、元日本代表の仲村渠功(東京・サザンクロス)もゲームオール9本で楞野米次(兵庫・まるくらぶ)のカットの前に敗れた。
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