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全日本マスターズの全日程が終了。男子サーティは飯野弘義、フィフティは柳延恒が2連覇!

石川・とり野菜みそブルーキャッツアリーナで開催中の2024年全日本卓球選手権(マスターズの部)は、11月4日に大会最終日を迎え、男女サーティ・フォーティ・フィフティの計6種目でチャンピオンが決定した。まず男子3種目のメダリストは下記のとおりとなった。

〈男子サーティ〉
優勝:飯野弘義(T.O.M&卓球三昧・東京)
準優勝:川端友(卓球Riki・埼玉)
3位:中村祥吾(リトルキングス・神奈川)、吉田和也(神戸TC・兵庫)

男子サーティは昨年優勝の飯野が2連覇を達成。決勝では「マスターズでは今回で4大会連続」という川端との左腕対決となり、川端の武器である変化の激しいハイトスサービスに苦しみながらも、威力あるフォアドライブ連打とバックのミート打ちで押し切った。「2連覇したかったので、優勝できてホッとしています。決勝は周りのプロコーチの仲間から、対サービスの戦術を聞いていたのが良かったです」と安堵の笑顔を見せた。

男子サーティ表彰、左から準優勝の川端、優勝の飯野

2連覇の飯野(手前)は、決勝で川端との左腕対決を制した

「昨年は躊躇(ちゅうちょ)してしまった」というモーレゴードの決めポーズを披露。ラケットも同じサイバーシェイプ

〈男子フォーティ〉
優勝:三田村宗明(リトルキングス・神奈川)
準優勝:高木和健一(タカキワ卓健・東京)
3位:河又大和(ピンポンマム・神奈川)、川口陽陽(YOYO TAKKYU・東京)

男子フォーティは、三田村が決勝で青森山田高・青森大の3年後輩である高木和との激闘を制した。4ゲーム目に一度マッチポイントを握りながら決め切れず、最終ゲームは1-5とリードを許してチェンジコートという苦しい展開だったが、そこから執念を感じさせる逆転劇。「4ゲーム目の後半は手堅くいこうとして逆転されて、そのまま5ゲーム目もリードされてしまったので、チェンジコートしてからサービスも変えて相手のボールを狙いにいった」(三田村)。今年は青森県代表として国体にも出場、年齢を感じさせないプレーの切れは健在だ。

男子フォーティ表彰。左から準優勝の高木和、優勝の三田村

43歳という年齢を感じさせない、抜群のフットワークを披露した三田村

〈男子フィフティ〉
優勝:柳延恒(TEAMSATO・兵庫)
準優勝:藤本有宏(下妻ポピーズ・茨城)
3位:水口和也(美しが丘クラブ・神奈川)、狩野浩和(日本化薬・新潟)

回転量の多いバックドライブから、一撃で打ち抜くフォアのパワードライブを連発した柳が、この年代では圧倒的な強さを見せて優勝。「フォーティに出たほうがいいのでは?」と感じさせるほどの強さだが、「今年は病気もして辛かったですけど、最後まで勝つことができてうれしかった」と優勝後のコメント。2位の藤本も豪快なフォアのパワードライブを連発し、決勝まで勝ち上がったのは大健闘だ。

男子フィフティ表彰。左から準優勝の藤本、優勝の柳延恒

安定したバックハンドの攻守から、破壊力満点のパワードライブを繰り出した

 

11月27日発売予定の特別号「全日本マスターズ2024」

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