●女子ダブルス準決勝
大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス) 10、6、7 長﨑美柚/木原美悠(木下グループ)
●男子ダブルス準決勝
A.ルブラン/F.ルブラン(フランス) 10、6、3 ブラッサ/ドーア(フランス)
女子ダブルスと男子ダブルス準決勝はいずれも同士討ち。大藤/横井が長﨑/木原をストレートで下して決勝進出を決めた。
1ゲーム目の出足、長﨑/木原が6−1と突き放して主導権を握ったが、そこから大藤/横井が追いつき、逆転で奪取。左腕の長﨑が広角にコースを突き、バック表ソフトの木原がミート打ちやフリックで変化をつけたボールも、大藤/横井は威力ある両ハンドドライブで盛り返し、決定打を放った。
「1ゲーム目にタイムアウトを取るなどして、なんとしても取るべきだった。実力が負けているということではなく、決断力とか、大事なところでの気持ちの面で問題があった。もっと細かい部分の工夫ができていたら結果は違ったと思う」。試合後にそう語った長﨑。ストレートで敗れたとはいえ、「次は負けない」という意志を感じさせた。
一方、勝利した大藤/横井は、横井が「自分たちの持ち味はラリーで負けないこと。そこには自信を持っている」と語った。小柄な大藤/横井だが、抜群のコンビネーションで両ハンドのパワーボールを連打する姿は、まるで強力なひとりのパワーヒッターのようだ。
男子ダブルス準決勝のフランス勢対決は、ルブラン兄弟がストレートで勝利し、決勝進出。ともにシングルスでは初戦敗退を喫したが、今大会にはフランスからもテレビ局がドキュメンタリーの取材で訪れるなど、フランス国内での人気のほどがうかがえる。男子ダブルスでの優勝はなるか?
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