●男子シングルス準決勝
王楚欽(中国) 9、5、−8、7、8 ヨルジッチ(スロベニア)
男子シングルス準決勝の第2試合は、王楚欽がヨルジッチに4−1で勝利。明日、張本智和と決勝で相まみえる!
1ゲーム目から、バックハンド主戦型のヨルジッチのバックにあまいボールを送らないコース取りが徹底していた王楚欽。少しでもあまいボールは、バックハンドの叩きつけるようなカウンターと、フォアの豪快な回り込みドライブで狙い打つ。ここ数カ月、不調が続いていた王楚欽だが、このヨルジッチ戦は気迫のこもったプレーだった。
1回戦で同じ中国のサウスポー、林高遠をノックアウトしたヨルジッチだったが、王楚欽の球威は数段上。中陣で粘り強く王楚欽の攻撃を返し、5ゲーム目は4−1、8−5とリードを広げたが、ここから王楚欽が一気の6点連取で試合を決めた。会場に詰めかけた王楚欽のファンたちは大興奮。彼女たちの「王子様」は完全復活の時を迎えたのか。その真価が問われるのは決勝の舞台だ。
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