卓球王国 2022年6月21日 発売 vol.303
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【卓球】「世界最高峰のリーグ。その理想に近づけたい」Tリーグ・坂井一也理事長

2021年7月、1年間の理事を経て、Tリーグの理事長に就任した坂井一也。
根っからの卓球人であり、
財務のスペシャリストでもある坂井は
1年目に単年黒字化に成功し、
Tリーグの立て直しを図っている。
理事長としてTリーグに関わった1年間を
振り返るとともに、今後の展望を聞いた。

●―まず坂井さんのバックグラウンドを教えてください。
坂井 兵庫生まれ、大阪育ちで、堺市の東百舌鳥中学で卓球を始めて、全国大会に出ています。当時は近畿大が全盛時代で、宮﨑(義仁・日本卓球協会強化本部長)さんが活躍している頃でした。中学2年の時に父が亡くなり、母の実家のあった長崎県に行くことになり、「長崎に行くのなら宮﨑さんの出身校の鎮西学院高に行きたい」と母に頼んだ。もちろん卓球のためにですが、鎮西で卓球をやっていました。それからは宮﨑さんとはずっとつながりがあります。今の鎮西の女子監督の松井(伸英・当時キャプテン)が同級生です。
中学時代は薄めの裏ソフトラバーでミート打ちをしていましたが、鎮西に行ってからは日本式ペンホルダーでドライブをゴリゴリかけていくプレースタイルです。
九州産業大に進んで1年間は卓球部にいたのですが、経済的な理由で卓球を続けられなくなり、アルバイトをしながら大学は卒業して、銀行(九州相互銀行・現十八親和銀行)に入りました。銀行に入っても卓球は続けていて、全日本マスターズの代表になったり、クラブ選手権にも福岡代表で出て、創刊間もない卓球王国にも載せていただきました(笑)。
●―そうなんですね。失礼しました(笑)。2021年、Tリーグの理事長になる1年前にTリーグの理事になっていますね。
坂井 宮﨑さんから電話があって、日本卓球協会もTリーグに深く関わることになったから手伝ってくれと言われて、財務的なものだったら手伝えるのかなと思って、理事になりました。そうしたら1年後に星野一朗さん(前理事長)がJOCの専務理事になることになったので、引き継ぐ形で理事長になってくれという話になりました。
●―坂井さんは卓球をずっとやってきた人ですが、突然、Tリーグの代表という大きな責任を負うことになったのですね。
坂井 はい。まず絶対にリーグを潰すわけにはいかない。続けていかなければいけないと感じました。
●―最初に理事としてTリーグの理事会に出席した時にはどういう状態だったのですか?
坂井 混乱していて、早くきれいにして改革をしなければいけないという空気でした。
最初は、会議体が確立されていない部分があったり、組織的に動けていない集団という印象を持ちました。リモートですが毎朝、朝礼で本日の行動計画を言ってもらうことや、部長会を通じて各部署の風通しを良くしたりすることで、みんなの方向がひとつにまとまっていきましたね。
まずは無駄な経費を削り、収入を増やすためにスポンサーに話をしに行ったり、スポンサーとも複数年契約してもらって、継続可能な形を作ろうとしました。理事長になって1年目で黒字化のめどは見えて、単年黒字にすることはできました。今期も黒字が見込めています。

(中略)

坂井 昨シーズンは隔離問題がありましたが、今後は海外からも選手が来れるようになってほしいし、そうなれば観客も呼べるようになると思います。それでこそ世界最高峰のリーグになるのではないでしょうか。その理想に近づけたい。

<卓球王国8月号・最新号より/続きは本誌で>

 

https://world-tt.com/ps_book/newdetail.php

 

卓球王国8月号の坂井理事長のインタビュー