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欧州リポート

ヨーロッパユース選手権団体戦 ルーマニアが2種目で優勝

 7月6日より、セルビア・ベオグラードでヨーロッパユース選手権がスタート。7月10日までにジュニア男女団体、カデット男女団体の4種目が終了し、優勝チームが決定した。(写真提供:ETTU)

 

【ジュニア男子団体】

優勝:ルーマニア

準優勝:ポーランド

3位:ベルギー、フランス

 

★決勝

〈ルーマニア 3-2 ポーランド〉

○チリタ 7、6、-6、2 クビク

 モビレアヌ -7、-14、8、7、-7 レジンスキー○

○E.イオネスク -8、7、-7、9、9 ザレフスキー

 モビレアヌ -8、9、-5、4、-8 クビク○

○チリタ 10、-10、-8、5、7 レジンスキー

 

 ジュニア男子団体ではルーマニアが1958年以来、64年ぶり2度目の優勝を果たし、歓喜を爆発させた決勝ではチリタが1番とラストで勝利をあげる活躍を見せた。

ラストを締めたチリタ

64年ぶりの優勝に歓喜爆発!

 

【ジュニア女子団体】

優勝:ポーランド

準優勝:ルーマニア

3位:ドイツ、スウェーデン

 

★決勝

〈ポーランド 3-2 ルーマニア〉

 ウロベル 5、-6、-7、-9 シンジョルザン○

 ヴィエルゴス -8、-12、-6 ザハリア○

○ブジスカ -9、9、7、6 ミトロファン

○ウロベル 8、9、-7、7 ザハリア

○ヴィエルゴス 7、-9、8、3 シンジョルザン

 

 前回王者のルーマニアを破ったポーランドが4度目の決勝進出で初優勝。ポーランドは前半を終えて0-2とリードされたが、3番・ブジスカから劇的な大逆転優勝を決めた。

初優勝のポーランド

大逆転のトリを飾ったヴィエルゴス

 

【カデット男子団体】

優勝:フランス

準優勝:スウェーデン

3位:ハンガリー、ウクライナ

 

★決勝

〈フランス 3-0 スウェーデン

○コトン 6、3、8 ダールストロム

○ネイサン・ラム 6、6、12 ベリンブロック

○ノワロー/ムリエ -7、9、10、9 ベリンブロック/アレステット

 

 決勝でスウェーデンに快勝したフランスが2連覇を達成。フランスは準々決勝でブルガリアに3-2と苦しめられたが、準決勝は3-1、決勝は3-0で勝利を収めた。

フランスが2連覇

トップで勝利のコトン

 

【ジュニア女子団体】

優勝:ルーマニア

準優勝:ポーランド

3位:ドイツ、ポルトガル

 

★決勝

〈ルーマニア 3-2 ポーランド〉

 スフェリア 7、-7、-9、-16 ボグダノヴィチ○

○メイロース 10、9、-10、9 シリフカ

 スフェリア/メイロース -6、-7、12、6、-9 ボグダノヴィチ/シリフカ○

○メイロース 9、9、9 ボグダノヴィチ

○スフェリア 7、-10、9、-6、8 シリフカ

 

 カデット女子団体決勝はジュニア女子決勝と同じくルーマニアとポーランドの顔合わせとなったが、こちらはルーマニアが3-2で勝利し、2018年以来の優勝。3番のダブルスを終えて1-2とリードを許したが、4番でメイロースが勝利すると、5番ではスフェリアがフルゲームの熱戦を制して優勝を決めた。

ルーマニアが王座に返り咲き

優勝を決める勝利のスフェリア

 

 ちなみに、会場となっている「ベオグラード・スターク・アリーナ」は1999年世界選手権の会場となる予定だった体育館。ユーゴスラビア紛争により大会は中止となり、ベオグラード・スターク・アリーナでの世界選手権開催は幻となった。

 ヨーロッパユース選手権は7月15日まで開催される予定で、この後は個人戦が行われる。

表彰式に出席したカラカセビッチ。選手としてプレーしながら、数年前からはセルビア卓球協会会長も務め、昨年からはセルビア進歩党の党員としても活動

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