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韓国卓球協会、東京五輪の代表メンバーを発表

2月21日、韓国卓球協会は東京五輪・卓球競技に出場する韓国代表メンバー、男女各3名を発表。男子は張禹珍(ジャン・ウジン)、李尚洙(イ・サンス)、鄭栄植(ジョン・ヨンシク)、女子は田志希(ジョン・ジヒ)、申裕斌(シン・ユビン)、崔孝珠(チェ・ヒョジュ)が五輪代表に名を連ねた。

男子は世界ランキング11位の張禹珍(未来アセット大宇)がランキング推薦で代表権を獲得。同22位の李尚洙(三星生命)が1月29日〜2月4日に行われた代表選抜戦で1位となり、2枚目の代表切符を手にしていた。3人目の代表は韓国卓球協会が「推薦委員会」を設置し、世界ランキングや代表選抜の結果、ダブルスでの国際競争力などを比較した結果、世界ランキング13位の鄭栄植(国軍体育部隊)が最後の代表切符を手にした。

2019年11月に東京で行われたチームワールドカップで、韓国男子は決勝に進出。決勝の中国戦トップで李尚洙/鄭栄植ペアが許シン/梁靖昆をゲームオールジュースで破って先制点を挙げるなど、中国を苦しめている。

団体戦において鄭栄植(右)/李尚洙のダブルスは、韓国男子の強力な武器となる

一方、女子はランキング推薦で世界ランキング15位の田志希(ポスコエネルギー)、代表選抜戦で1位となった申裕斌(大韓航空)がすでに代表権を獲得。3人目の人選に注目が集まっていたが、選ばれたのは左シェーク異質攻撃型の崔孝珠(三星生命)。前回代表の徐孝元(ソ・ヒョウォン)、梁夏銀(ヤン・ハウン)は代表から外れ、中国からの帰化選手ふたり(田志希・崔孝珠)が代表入りを果たしている。大会時17歳の申裕斌は、韓国では男女を通じて歴代最年少の五輪代表プレーヤーとなる。

左シェーク異質攻撃の崔孝珠。19年チームワールドカップでは伊藤美誠とゲームオールの接戦

卓球がオリンピックの正式種目に加わった1988年ソウル五輪で、男子シングルスの劉南奎、女子ダブルスの梁英子/玄静和が優勝し、2枚の金メダルを獲得。その後も2004年アテネ五輪で柳承敏が男子シングルス金メダルを獲得するなど、五輪の大舞台で存在感を発揮してきた韓国。前回の16年リオ五輪では初のメダルゼロに終わり、東京五輪での巻き返しを図る。男女ともダブルスが強く、特に団体戦では日本の強力なライバルとなることは間違いないだろう。

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