岡山・ジップアリーナ岡山で開催されていた第52回全国高等学校選抜卓球大会は全日程が終了。男子は愛工大名電が3年ぶりの優勝を果たした。
【男子】
優勝:愛工大名電(愛知)
準優勝:野田学園(山口)
3位:希望が丘(福岡)、静岡学園(静岡)
優勝:愛工大名電
準優勝:野田学園
●準決勝
〈野田学園 3-0 静岡学園〉
○中城 3-1 長谷川
○木村 3-0 倉知
○岡本/由本 3-0 倉知/増田
〈愛工大名電 3-1 希望が丘〉
○橋本 3-1 森眞
面田 2-3 大貫○
○面田/持田 3-1 森眞/森駿
○杉浦 3-2 石田
●決勝
〈愛工大名電 3-1 野田学園〉
○面田 3-0 中城
杉浦 2-3 木村○
○面田/持田 3-1 岡本/由本
○持田 3-1 渡邉
愛工大名電と野田学園の対戦となった男子決勝。1番では面田が中城とのエース対決に完勝して愛工大名電が先制。2番の杉浦と木村の試合は木村が2ゲームを先取するも、杉浦が2ゲームを奪い返して最終ゲームへ突入。先に杉浦がマッチポイントを握ったが、木村が追いつき何度もマッチポイントを握る展開が続いたものの、最後は15-13で木村に軍配があがった。
3番のダブルスでは愛工大名電ペアがゲームカウント1-1から好プレーを連発して勝利。愛工大名電が王手をかけて同時進行で4・5番がスタートしたが、先に5番で野田学園・岡本が完勝。優勝の行方がかかった4番はゲームカウント1-1の3ゲーム目に渡邉がゲームポイントを握るも、持田が逆転で奪い取ると、そのまま4ゲーム目も押し切って愛工大名電の優勝を決めた。
2021年度大会で7連覇を達成した愛工大名電だったが、一昨年は決勝で野田学園、昨年は準決勝で希望が丘に敗れて優勝には届かず。前チームの坂井雄飛のような絶対的なエースは不在だが、試合ごとにヒーローが現れて接戦の連続を勝ち抜いて王座奪還を果たした。
準決勝では不覚を取った面田だが、決勝では借りを返す単複2勝
4番で優勝を決める勝利をあげた持田
絶対的エースは不在の中、総力戦で頂点に立った
2年ぶりの優勝を狙った野田学園は惜しくも準優勝。準決勝から岡本/由本のダブルスを起用して静岡学園に完勝し、開催地・岡山出身の木村が準決勝・決勝と前半で勝利する活躍を見せたが、ライバルの愛工大名電に屈した。
準決勝で完勝した岡本/由本
故郷で活躍を見せた木村は敢闘賞を受賞
希望が丘は昨年は勝利した愛工大名電にリベンジを許して2年連続の決勝はならず。準決勝では大貫が面田を破ったが、1番でエースの森眞が橋本に敗れたのが誤算だったか。
面田をフルゲームで破った大貫
昨日は1回戦・準々決勝と2試合続けて3-2で勝利して2度目の表彰台を決めた静岡学園は野田学園を相手に1ゲームを奪うにとどまった。ポイントゲッターとして活躍した倉知/増田もストレートで敗れ、初の選抜決勝進出はならず。
活躍を見せてきた倉知/増田も勝利ならず
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