岡山・ジップアリーナ岡山で開催されていた第52回全国高等学校選抜卓球大会は全日程が終了。女子は四天王寺が10連覇を達成した。
【女子】
優勝:四天王寺(大阪)
準優勝:横浜隼人(神奈川)
3位:山陽学園(岡山)、桜丘(愛知)
優勝:四天王寺
準優勝:横浜隼人
●準決勝
〈四天王寺 3-1 山陽学園〉
○萩原 3-0 齋木
○青木 3-0 樋口
青木/髙森 2-3 面手/齋木○
○冨田 3-0 髙取
〈横浜隼人 3-2 桜丘〉
五十嵐 0-3 山室○
島村 1-3 田旻一○
○島村/澁川 3-0 丸添/山室
○澁川 3-0 中野
○佐藤 3-1 丸添
●決勝
〈四天王寺 3-1 横浜隼人〉
青木 0-3 島村○
○萩原 3-0 澁川
○青木/髙森 3-1 島村/佐藤
○冨田 3-0 五十嵐
昨年に続いて四天王寺と横浜隼人の対戦となった女子決勝。1年前の対戦では四天王寺が3-0で勝利していたが、今回は1番で横浜隼人・島村が青木とのエース対決にストレートで勝利する衝撃のスタート。2番は四天王寺・萩原が快勝したが、ダブルスでも横浜隼人の島村/佐藤が1ゲーム目を奪い、四天王寺にプレッシャーをかけていく。
しかし、青木/髙森も徐々に連係が良くなり、ラリーで打ち勝って3-1で勝利。同時進行で行われていた4番でもカットの冨田が粘りに粘って五十嵐をストレートで破り、優勝を決めた。
昨年のインターハイでは大阪予選でリベルテに敗れて連覇が10でストップした四天王寺。そうしたプレッシャーもあった中で迎えた選抜で連覇を10に伸ばした安堵感からか試合後は涙を見せた。
今大会は最少人数の4人での戦いとなったが、いずれの選手も実力は確か。優勝後に村田監督は「うちは青木と髙森の2本柱がいるけど、決勝は脇を堅める萩原と冨田の活躍も大きかったし、しっかり仕事を果たしてくれた」と選手を讃えた。
故郷の岡山で殊勲賞に輝く活躍を見せた萩原
青木/髙森は次第にペースをつかんで3-1で勝利。ちなみに髙森も岡山出身
優勝を決める勝利の冨田
2年連続の準優勝に終わった横浜隼人だが、メンバーが大きく入れ替わった中での決勝進出は見事。ダブルスも毎試合組み替えて戦ってきたが、桜丘との準決勝では0-2のビハインドで迎えたダブルスから大逆転勝利。決勝でも島村が単複で奮起して四天王寺を慌てさせた。
前陣で青木のドライブを叩き返した島村
準決勝4番で勝利した主将の澁川
桜丘戦のラストを締めた佐藤
地元の山陽学園はエースの面手を5番に置く思い切ったオーダーで四天王寺に挑んだが、ダブルスの1勝にとどまり決勝進出はならず。しかし、今大会初めて四天王寺から得点を奪い、名門校の意地を見せた。
四天王寺に敗れるも面手/齋木が一矢報いる
山室と田旻一のダブルスエースを擁する桜丘は横浜隼人に痛恨の逆転負け。ダブルス以降は勝負どころで得点を奪えず、昨年のインハイに続く決勝進出を逃した。
丸添/山室は各ゲーム競り合ったがストレートで敗れた
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