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高校選抜は予選リーグが終了。女子は10連覇に挑む四天王寺が完勝発進

 第52回全国高等学校選抜卓球大会は今日から競技がスタート。今日はジップアリーナ岡山と岡山市総合文化体育館の2会場に分かれて予選リーグが行われ、決勝トーナメントに進出する16校が出揃った。明日行われる女子決勝トーナメント1回戦のカードは下記のとおり。

 

【女子決勝トーナメント】
●1回戦
四天王寺(大阪)vs.明誠(島根)
龍谷大平安(京都)vs.明豊(大分)
山陽学園(岡山)vs.留萌(北海道)
進徳女子(広島)vs.桜の聖母(福島)
桜丘(愛知)vs.岩国商業(山口)
明徳義塾(高知)vs.遊学館(石川)
青森商業(青森)vs.正智深谷(埼玉)
土佐女子(高知)vs.横浜隼人(神奈川)

 

 節目の10連覇に挑む四天王寺は余裕を感じさせる戦いぶりで2試合とも1ゲームも落とすことなく3-0で勝利。昨年は大阪予選で敗れてインターハイ連続出場が49回、連覇も10でストップした四天王寺。その鬱憤を今大会で果たすことができるか。

1ゲームも落とすことなく予選を突破した四天王寺。髙森は故郷・岡山での活躍なるか

 昨年のインハイ準優勝校・桜丘も強さを見せて予選突破。全日本ジュニア3位の山室、留学生の田旻一ら実力あるメンバーが揃っており、四天王寺に次ぐ実力を有する。

桜丘は山室が単複でチームを牽引

 昨年ベスト8の留萌は最激戦区と見られたFリーグを突破。昨年インハイベスト8の武蔵野(東京)に3-2、同じくベスト8の八戸工業(青森)に3-1、ここ最近コンスタントにベスト16・8に進出している滋賀学園(滋賀)に3-2と接戦に連勝して決勝トーナメントへ駒を進めた。このFリーグは全6試合のうち3-0で決着した試合は1試合のみ。3敗で4位に終わった滋賀学園も武蔵野と留萌に2-3、八戸工業に1-3(同時進行の4・5番では5番が勝利)と白熱した試合が続出した。

激戦区を抜け出したのは留萌。決勝トーナメント進出をかけた武蔵野戦では土肥が決勝点

武蔵野はわずかに及ばず2位。津田/保科はフルゲームで2試合に勝利

最終戦で滋賀学園を下した八戸工業。馬場が相手エースの木村を破る

接戦を展開したが全敗に終わった滋賀学園。写真は八戸工業戦5番で勝利していた西山

 地元・岡山の山陽学園も順当にベスト16入り。もう1校、岡山から出場の就実は0勝2敗で残念ながら予選リーグで姿を消した。

地元で選抜初Vに挑む山陽学園。写真は単複起用の1年生・樋口

最少人数の4名で挑んだ就実は残念ながら予選敗退。試合後は観客席のゴミ拾いを行うなど、大会運営に協力

 また、今大会には兵庫県、しかも同じ神戸市から神港橘、神戸常盤、神戸野田と3校が出場。神戸常盤と神戸野田は勝利をあげることができなかったが、神港橘は松商学園(長野)を3-2で破って1勝を刻んだ。

1勝をあげた神港橘。松井は進徳女子戦でも勝利するなど2勝

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