卓球王国 2024年11月21日 発売
バックナンバー 定期購読のお申し込み
中国リポート

全中国選手権・ダブルス3種目の結果。林高遠が2種目で優勝を飾る

11月3〜12日に行われた2022年全中国選手権。最後に男女ダブルス、混合ダブルスの結果をお伝えしましょう。ダブルス3種目の準決勝・決勝の結果は下記のとおり。

〈男子ダブルス〉●準決勝
林高遠/周啓豪(広東省) 9、13、3、9 习勝/徐浩(湖北省)
向鵬/袁励岑(浙江省/遼寧省) 7、-8、6、6、-7、6 薛飛/梁儼苧(湖北省/河北楽旋)
●決勝
林高遠/周啓豪 1、12、7、-8、-7、2 向鵬/袁励岑

〈女子ダブルス〉●準決勝
陳幸同/銭天一(遼寧省/江蘇ZGL) 3、8、6、9 張瑞/孫芸禎(湖北省/山東省)
蒯曼/陳熠(江蘇ZGL/上海資産集団) -6、-2、8、7、6、10 孫銘陽/何卓佳(上海地産集団/河北楽旋)
●決勝
陳幸同/銭天一 6、-10、8、-8、-6、7、7 蒯曼/陳熠

〈混合ダブルス〉●準決勝
王楚欽/孫穎莎(北京市/河北楽旋) 8、8、7、6 林詩棟/蒯曼(海南国奥金冠/江蘇ZGL)
林高遠/王曼昱(広東省/黒龍江銀河) 7、7、4、4 劉夜泊/郭雨涵(北京市)
●決勝
林高遠/王曼昱 −10、7、7、−6、4、6 王楚欽/孫穎莎

 

本命不在の男子ダブルスを制したのは、男子団体決勝で惜しくも涙を呑んだ広東省ペア。決勝では22歳の袁励岑と19歳の向鵬が組んだ若手ペアを1ゲーム目から圧倒し、3ゲームを先取。2ゲームを挽回されたものの、6ゲーム目は再び出足から突き放して優勝を決めた。

男子ダブルス優勝の林高遠(右)/周啓豪(広東省)

ダブルスの名手・林高遠(左)は混合ダブルスに続く2冠を達成

孫穎莎や王曼昱など国家チームのトップ選手は出場しなかった女子ダブルスは、決勝までオールストレートで勝ち上がった陳幸同/銭天一が蒯曼/陳熠をゲームオールで破って優勝。陳幸同は2016年大会で文佳とペアを組んで優勝しているが、銭天一とのペアではこれが初優勝となった。

女子ダブルス優勝の陳幸同(左)/銭天一(遼寧省/江蘇ZGL)

速攻が得意な右シェークドライブの陳幸同(右)と、粘り強い左シェークドライブの銭天一が見事なコンビネーションを発揮

混合ダブルスは第1シードの王楚欽/孫穎莎と第2シードの林高遠/王曼昱、優勝候補の双璧が決勝で激突。ラリー戦に強い林高遠/王曼昱が王楚欽/孫穎莎の速攻をしのぎ、4−2でタイトルを獲得した。
ちなみに混合ダブルスでの2018年以降の優勝ペアを見てみると、王楚欽/孫穎莎(2018)、林高遠/王曼昱(2019)、王楚欽/王曼昱(2020)、そして今回の林高遠/王曼昱。この4人でペアを組み換えながらタイトルを分け合う形になっている。

混合ダブルスを制した林高遠(左)/王曼昱(広東省/黒龍江銀河)

※写真提供:『ピンパン世界』

 

関連する記事