「ぼくは今までペンホルダーでプレーしてきて、ペンホルダーであることのデメリットというのを感じたことはありません。やりにくい技術があったり、相手のボールが取りにくいこともない。むしろプラスの面しかないと思います」
そう言い切る男、松下大星の超速両ハンド攻撃を紹介する「ペンは強し」が2023年1月号(11月21日発売)で最終回を迎える。今回のテーマは「サービスの重要性と3球目攻撃のコツとは?」。現役バリバリのトップ選手なので、サービステクニックを事細かに説明するわけにはいかないが、「ペンホルダーを使えば絶対に良いサービスが出せる」と松下は語る。サービスを出す際の「脱力」や、3球目での「ハーフロング待ち」など、参考になるポイントがたくさんあるはずだ。
ちなみに「脱力(力を抜く)」という点から注目してみると、ペンドライブ型が「ダイナミック」「豪快」というイメージを持たれる中で、松下のプレーは非常に力が抜けている。裏面でのドライブやチキータでも打球の直前まで力を抜いて、インパクトの瞬間に力を集約させ、放たれるボールを驚くほど速い。「これから裏面打法に取り組む」、あるいは「裏面打法に挑戦中」という方は、ガチッと力が入ると手首の可動域も制限されてしまうので、まずは力を抜くことを意識してみよう。
ちなみに「ペンは強し」はシリーズ化され、来月発売の2023年2月号からはヨーロッパチャンピオンのチウ・ダン(ドイツ)のハイテクニックを紹介する。乞うご期待です(柳澤)。
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