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大会報道

【JTTLファイナル4】男子は日鉄物流とシチズン時計、女子はサンリツと中国電力が明日の最終決戦へ

宮崎県延岡市で開催されているJTTL(日本卓球リーグ)ファイナル4。この大会は日本リーグの前・後期の上位4チームが出場し、年間王者を決める。

男子は日鉄物流ブレイザーズ、シチズン時計、愛知工業大学、協和キリン、女子はサンリツ、中国電力、昭和電工マテリアルズ、神戸松蔭女子学院大学が出場。本日は男女準決勝が行われ、男子は日鉄物流ブレイザーズとシチズン時計、女子はサンリツと中国電力が明日の決勝へと駒を進めた。

 

●男子準決勝

〈日鉄物流ブレイザーズ 3-0 協和キリン〉

○藤村友也 7、7、9 平野友樹

○大島祐哉 10、6、12 松山祐季

○藤村友也/髙見真己 9、-10、9 渡辺裕介/松山祐季

 

日鉄物流ブレイザーズと協和キリンの対決は、日鉄物流ブレイザーズが年間総合1位の実力を見せつけストレートで勝利。1番で出場した藤村は1ゲーム目からエンジン全開。今年度限りで引退を表明している協和キリンの平野との激しい打ち合いを制してストレートで勝利すると、2番で出場したゴールド契約選手の大島も松山のアグレッシブなプレーに押される場面を見せながらもストレートで勝利。

勢いに乗る日鉄物流は3番ダブルスに後期日本リーグで最優秀ペア賞を獲得した藤村/髙見を起用。対する渡辺/松山も全日本社会人優勝を誇る実力派ペアだが、抜群のコンビネーションを見せる藤村/髙見にあと一歩及ばなかった。昨年は愛知工業大に敗れ連覇を逃した日鉄物流。明日、2大会ぶりの優勝を目指してシチズン時計と対戦する。

単複で2点を奪った藤村。ガッツ溢れるプレーでチームを鼓舞する

ゴールド契約選手の意地を見せた大島

今季で引退を表明している平野。最後まで熱いプレーを見せた

 

〈シチズン時計 3-2 愛知工業大〉

○御内健太郎 -9、-9、8、9、6 横谷晟

○三部航平 -9、8、5、-5、10 田原彰吾

上村慶哉/酒井明日翔 -6、-7 横谷晟/谷垣佑真○

酒井明日翔 7、-6、-7、12、-7 谷垣佑真○

○上村慶哉 0、11、5 中村和覇

 

 

シチズン時計と愛知工業大の試合は、5番まで持つれる大激戦の末にシチズン時計に軍配が上がった。1番は今季で引退を表明している御内と22年世界選手権代表の横谷の対決。フレッシュなパワーでスピードボールを打ち込んだ横谷が2ゲームを先取するも、ここから御内がベテランの意地を見せる。横谷のスピードボールを台から距離をとって確実に返球すると、甘いボールに対してはドライブマン顔負けのフォアドライブを繰り出し、3-2で大逆転勝利。日本リーグで培ってきた経験と勝負強さが垣間見えた一戦だった。

2番に出場の三部も田原の回転の分かりにくいサービスに苦戦しながらも、丁寧にレシーブを入れフルゲームで勝利。このまま勝利したいシチズンだったが、3番の上村/酒井が横谷/谷垣に、4番の酒井が谷垣に敗れ勝負の行方は5番へ。

5番で出場した上村は、硬さが見える中村に対して1ゲーム目を0点で抑え圧倒。2ゲーム目以降も油断することなく声を出しながらプレーし続けた上村がストレートで勝利し、シチズンの決勝進出を決めた。シチズンはファイナル4の優勝経験はなし。明日の決勝で日鉄物流を破り悲願の初優勝なるか。

日本代表の横谷を大逆転で下した御内。明日、最後の団体戦に臨む

5番のプレッシャーの中、中村を圧倒した上村

威力抜群の両ハンドを放った谷垣は単複で2勝をあげた

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