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トピックス

ブンデスリーガ各クラブが来季ラインナップを続々発表

【ベルクノイシュタッド】

ドゥダ(ドイツ)、ロブレス(スペイン)、ミノ(エクアドル)、★ラーネフール(スウェーデン/←ハルムスタッド:スウェーデン)

〈移籍〉フェガール(オーストリア/→不明)

 終盤までプレーオフ進出争いに加わったベルクノイシュタッド。4勝11敗の成績に終わったフェガールがクラブを去り、新たに25歳のラーネフールが加入。5番はダブルスで行われるブンデスリーガにおいて、ダブルスの名手・ロブレスとのペアリングにも期待がかかる。

 

【ケーニヒスホーフェン】

シュテガー(ドイツ)、オルト(ドイツ)、ゼリコ(クロアチア)、★グレブネフ(ロシア/←バート・ホンブルク)

〈移籍〉サリフ(フランス/→シャルトル:フランス)

 新加入は19歳のグレブネフ。今シーズン、バート・ホンブルクでブンデスリーガ1部デビューを果たしたが、ボルにフルゲームまで迫り、ヨルジッチを下すなど堅いブロックと両ハンドドライブのオーソドックスなスタイルながらポテンシャルは高い。大黒柱のシュテガーはまだまだ健在で、オルト、ゼリコの中堅2人も今シーズンは成長ぶりを感じさせ、来シーズンは上位を脅かす可能性もある。

新天地でさらなるステップアップを期すグレブネフ(写真は2019年世界ジュニア)

 

【ミュールハウゼン】

Da.ハベソーン(オーストリア)、イオネスク(ルーマニア)、メンゲル(ドイツ)、★ベルトラン(フランス/←シャルトル:フランス)

〈移籍〉ヤンカリク(チェコ/→バート・ホンブルク)

 ミュールハウゼンはラインナップに大きな変更はなし。フランスのシャルトルからやって来たベルトランは21歳、細身のサウスポーで、ジュニアサーキットでの経験も豊富だ。Da.ハベソーン、イオネスク、メンゲルと欧州の中堅どころが顔を揃える中で、チャンスをつかみたい。

 

【フルダ・マーバーツェル】

アルナ(ナイジェリア)、フィルス(ドイツ)、ムン・ファンボー(ドイツ)、★カシン(フランス/←セント・デニス:フランス)

〈移籍〉林兆恒(香港/→不明)、エーメ(ドイツ/→バート・ホンブルク)

 10位に終わったフルダ・マーバーツェルは主要なメンバーがそのまま残り、22歳のカシンが新たに加入。今シーズンがブンデスリーガ1シーズン目となったアルナは故障の影響もあって15勝11敗とやや物足りない成績に終わった。アルナが本来のプレーを取り戻し、11勝20敗と苦戦が続いたフィルスの復調、4勝18敗と1部の厳しさを味わった若手のムン・ファンボーの成長で上位争いに絡みたい。

 

【グレンツァオ】

★呉家驥(ドミニカ共和国)、プレテア(ルーマニア)、★ホフマイヤー(ドイツ/←バート・ホンブルク)、★バウム(ドイツ/←ポントワーズ:フランス)

〈移籍〉デヴォス(ベルギー/→ユーリッヒ:2部)、スゴウロポウロス(ギリシャ/→グレンツァオ)、カラカセビッチ(セルビア/→不明)

 今シーズンも3勝と低迷した古豪・グレンツァオはプレテアを除き、メンバーを一新。中国代表として世界ジュニアに出場した呉家驥、元ドイツ代表のバウム、地元ドイツの23歳・ホフマイヤーを獲得した。しかし、呉家驥はブンデスリーガ初参戦、ホフマイヤーは今季0勝8敗と多くの勝ち星を期待するのは難しいか。世界ジュニア優勝、ヨーロッパ選手権で2度の準優勝と輝かしい実績を持つバウムはここまでフランス・プロAで8勝6敗の成績を残しており、中心選手として期待される。

 

【バート・ホンブルク】

シポシュ(ルーマニア)、★エーメ(ドイツ/←フルダ・マーバーツェル)、★ヤンカリク(チェコ/←ミュールハウゼン)、★メイスナー(ドイツ/←マインツ:2部)、★タッカル(インド)、★田中佑汰(愛知工業大)

〈移籍〉カツマン(ロシア/→ノイ・ウルム)、グレブネフ(ロシア/→ケーニヒスホーフェン)、ホフマイヤー(ドイツ/→グレンツァオ)、ツボイ(ブラジル/→不明)

 今シーズンより1部に昇格したバート・ホンブルクは若手主体の構成で戦うも、シーズン1勝と洗礼を浴びた。また、2部時代からクラブの中心だった若手たちも続々と他のクラブへと移籍。シポシュ以外は新加入選手のラインナップになった。シニアでの実績があるのは、東京五輪の出場権を獲得したヤンカリクのみだが、ワールドツアーでサムソノフ(ベラルーシ)から勝利をあげたことのある田中への期待も高い。

初のブンデスリーガ挑戦となる田中(写真は2021年全日本)

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